(その20) ハイマウントストップランプの木目化



ここんとこ百鬼夜号で遊びに行ったレポとか企画ネタばっか続いてましたが、もう内装改造は終わったのかというと終わってません。まだやってますヨ。

ただ、確かにもう弄る所が無くなってきたんですよねぇ〜〜。あと残ってる箇所といったら・・・そう、リアガラスの内側にあるハイマウントストップランプくらい。
ですから今回は、このストップランプを「木目調」にしてみようと思います。

 

 

バラしてみたところです。
外側のケースは3つに分割してます。

軽くサンディングによる足付けをし、赤のレンズ部分はマスキング。
下地塗りをします。

 

 

 

クリーム色の下地塗装が終わったトコ。(→)

 

さて、こっからが本番なのですが。
木目塗装をするにはこのような道具を使います。

 

瞬間接着剤とハサミを使ってちょっと毛の形を加工した特製の筆。
パレットの中には木目を描く為の専用の液が入ってます。

水で適度な濃さに薄めて筆に含ませ、パーツの上に直接描き込んでいきます。

 

 

 
よーするに”年輪”を描いていくわけですが、これが結構熟練を要するテクでして。
線の流れや繋がりが不自然にならないように注意する必要があります。しかもパターンはランダムなので純粋に描き手のセンスが問われます。
TACはもちろん全然上手く出来ません。

水による滲みを利用し、筆を小刻みに震わしたり捻ったり。
時にはワザと液の溜まりを作って、指でチョンと突いてみたり。

工夫次第で様々な効果を出せます。



 

 

とりあえず、木目を描き終えたところ。(→)

 

 

次は着色。
チーク系のラッカー塗料をエアブラシで吹き付けます。


ベタで均一に塗るのではなく、描いた木目に沿って濃淡を変えながら。
年輪の中心は濃く。

 

 

こんな感じになりますた。

あとは組み付けて完成。

 

 

 

 

 

 

 

 

うわ〜〜・・・

すっげー

 

 



はい、今更なんですが。

滋賀県八日市妖怪祭りに行って参りました!

隣は、ぼっくんの妹「峰富士子(HN変更)20歳。巨乳。
私に負けず劣らずの妖怪好きなので同行。
 


時は2003年8月10日。茹だるような・・・というよりじっくりコトコト茹だりまくりの真夏日。
エアコンが効かない
(とゆーより使用禁止中の)百鬼夜号に乗って、ぶらり滋賀県まで。
渋滞中はマジ死ぬかと思いました。


以前からこの祭りには行きたいと思っていたので、純粋に観光客として参加するつもりでいました。
その旨を実行委員会スタッフでもある太郎坊天狗さんに数日前メールしたら、
「スペースを確保するので、百鬼夜号を展示させてください」という返事。

せっかくですし、減るもんでもないのでとりあえずそーゆー事にし、ホコ天道路内の指定された場所に行ったまでは良かったのですが。

なんか連絡の行き違いがあったらしく、道路の警備員の方に追い出されてしまいました。
展示された時間は実質5分間のみ。その短い間にもたくさんの人が群がるように集まり、写真撮られまくったのですが、文字通り「あやかし」の如く現れ、幻のように消え去った百鬼夜号を、人々は「アレは一体なんだったんだろう」と不思議に思ったのではないでしょうか。

この件に関して太郎坊天狗さんは大変恐縮なさってましたが、彼に責任はありません。
最初から観光のつもりでしたし、本当にいろいろお世話になったと感謝しております。

 

 

 

 

でも一言だけ、道路警備員の皆さんに言わせてくださいね♪

 

おめーらももーちっとユーズーきかせーよごるぁ!
よーかいのまちのよーかいのまつりにはるばるギフくんだりから
よーかいのくるまがやってきたんだよ。
ホコテンのかたすみのほんのわずかなスペースにけいじどーしゃいちだいとまってるくらいでまさかキケンとぬかすつもりじゃあるめーなコラ。
おまいらぜーいん
さかいみなとけーさつをみならえ。
よーかいじんじゃまえのホドーにとめてたときもみのがしてくれたぞ。
それはなぜか。ひゃっきやごうが
ようかいのくるまだからだ。ようかいのまちのけいさつはよーかいのくるまにはカンダイであるべきなのだ。
すくなくともさかいみなとでは、
ひゃっきやごうはひとをひいてもつかまるきがしないぞ!
←(それはいけません)

 

 

・・・あ〜、スッキリした。

さて、オトナゲない愚痴はここまでにして楽しかった事を振り返ろうと思います。(最初からそーしろ)

 

 

この祭りで、妖怪サークル「海猿隊」の皆さんと初めてお会いできました。
実はワタシも会員No.98のメンバーだったりして)

になさん、佐野豊房さん、逸匠冥帝さん、あーりんさん、ヒロさん、たいちさん、はるさん(今回の写真提供)・・・いずれ劣らぬディープな妖怪探求者の面々。
本当にお世話になりました!!
新参者の私たち
(人見知りが激しい富士子もう少し人見知りを覚えた方がいいTACにとても親切にしてくださいました。

 

この妖怪祭りのメインイベント、「百鬼夜行」

様々な妖怪に扮した人々が市街地をパレードし、グループ毎に審査を受けてその独創性と芸術性を競う仮装大会です。
今回、この百鬼夜行に上記の皆さん(になグループ)が参加登録しており、ぜひ一緒に参加してくださいと事前に言われていたので
(勝手に)富士子を参加させてもらう事に決め、自分は高見の見物とシャレこむつもりが・・・

パレード開始直前に、TACに差し出される狐のお面。

 

・・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・?

 

 

 

 

 

俺に「化け狐」やれってか?!

 

 

ちょ・・・、ちょっと待って!
周りの皆さん気合の入った扮装してるっつーのに、俺だけTシャツとジーンズ姿の狐ですか。
どう優しく見てもただのアホです。
カンベンしてくださいよ!!


その時、ふと思い出す。
百鬼夜号の中に、アリサさんからシートカバーのスペア用
(考えてみるととてもバチ当たりに貰った古着の 内掛けがあった!
アレを羽織れば、「金毛九尾狐」が化けていた奈良時代の美女「玉藻前
(たまものまえ)くらいには見えるんじゃないか?
TAC、百鬼夜号を駐車している八日市商工会議所まで200mダッシュ(×2)
・・・ああ、境港でもなんか走ってたな俺。懐かしいよ(泣)。
蒸し暑い夕暮れの町を、狐の面をかぶったエエ歳こいた普段着の男が汗だくで走る姿は、妖怪一色の町の中でも
一際異様だったでしょうよ。知るか。

 

「になグループ」の怪しい面々

吸血鬼・・・ヒロさん(怖いです。道行く子どもがマジ泣きしてました)
蜘蛛男・・・逸匠冥帝さん(怖いです。彼の場合、メイクする前から既に怖いです)←褒め言葉
ピンクの河童・・・になさん山瀬まみほどは怖くないです。でも夜に出会ったらマジ泣きしそうです
鬼巫女・・・あーりんさん(神霊カウンセラーでもある彼女の場合、ある意味ホンモノです)
化け猫・・・になさんちの長男君(ゴム製のマスクが暑そうです
骸骨男・・・になさんちの次男君(全身タイツがかなり暑そうです
唐傘
・・・佐野豊房さん
(完全なる着ぐるみ。死ぬほど暑そうです
一つ目小僧・・・富士子
(スポンジ製の被り物と体調不良で死にかけてました
玉藻前・・・TAC(分厚い生地の着物とお面の下で、殆ど死んでました

カメラマン・・・はるさん&たいちさん

 

 



パレード開始。


 

まさしく「百鬼夜行」ですな。 前も後ろも妖怪だらけ。
パレードしてる皆さんも道端のギャラリーの人々もホント楽しそう。

つか、暑ィよ!!
こんな格好で結構な距離を歩くもんだから正直キツかった〜〜。久しぶりに脇の下を流れ落ちる汗というものを体験しました。
コース途中にある審査会場では当然行進も渋滞するので周りの熱気にやられそうになります。
パレードが終わる頃には、富士子完全にグロッキーでした。

ねえ、八日市の皆さん・・・この祭り、もうちょっと涼しい時期とかにやりません?秋口とか。

 

 

最後に記念写真をば。

 

 

 

改めて見てみるとこの妖怪の顔ぶれ・・・芸術的なまでに無秩序ですな。
和洋折衷・・・狙ったかのよーに全然統一感がありません。
またそこが賑やかで良かったんですけどね。
 

皆さんお疲れ様でした!楽しかったです!!

 

 

 

 

この後に審査結果発表と表彰式があるのですが、TACと富士子は岐阜まで帰る途中にちょっと寄りたいヤボ用があったので、ここでお先に失礼させていただく事にしました。
太郎坊天狗さん、そして富士子に衣装を貸してくれたになさん・・・本当にお世話になりました!
百鬼夜号がまたひとつ、新しい”仲間たち”に引き会わせてくれました。 

 

そして帰り道。
高速道路を百鬼夜号で飛ばしているTACのもとに、になさんからの携帯写メールが届く。

 



入賞しました〜〜〜♪

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・うぞぉっ!?

 

  はるさんのHP「はる屋リニューアル」でも
今回のレポが見られます。

はるさん、写真ありがとうございました!

 

 


 

 

 

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