本日の御客様
SYO様 |
立派なオヤジの♂ |
どうも私はイビキがうるさいらしいんです。 寝てる時なので自分では気がつかないのですが、 私より後に寝ることの多い嫁さんに言わせると、かなりなのだそうです。 それでここからが本題なのですが、最近特に私が熟睡している時に嫁さんが私に向かって「うるさいっ!」と怒鳴るんです。 蹴飛ばされることもあります。 その度に私は飛び起きて、朝まで眠れなくなってしまうこともしばしばです。 イビキをかかなくなるか、嫁さんにたたき起こされず、朝までゆっくり眠れる方法はないものでしょうか。 どうかよろしくお願い致します。 |
柴木 「これはアレですか。むこきゅーしょーこーぐんとかナントカ・・・」
TAC 「まあソレかどうかはともかく、深刻な悩みだとは思いますよ。周りに迷惑かけるし、何より御自身の健康にとっても決して良くない傾向ですからね」
柴木 「そうですよ。毎晩蹴られてりゃ、いつか怪我しますもんね」
TAC 「・・・そっちかよ」
柴木 「そもそも悪性イビキの原因って何なんですか?」
TAC 「詳しくは知りませんけど慢性的な鼻詰まりや、睡眠中に弛緩した舌がダラリと垂れ下がって気道を塞いだりして起こるものだとか。要するに基本的な解消法は鼻腔の拡張・気道の確保しかないワケですよ。おお、今回はマジメな展開だ」
柴木 「 世に出回ってる数々のイビキ解消グッズも、そういう方向性なんですよね。でもイマイチ効果があったという話を聞かないんですが」
TAC 「私の友人にも一人います。ほら、某太った人。彼が一度”鼻の上から貼り付ける合成樹脂製のテープ”を試した事ありますよ」
柴木 「ああ、あのドラゴン●ッシュの誰かが装着してTVに出てたけど結局ファッションとして流行る事はなかったアレですね。で、効果はどうでした?」
TAC 「火にニトロを注ぐ結果に」
柴木 「え?悪化?」
TAC 「いつもの重低音に妙なビブラートが追加。ありゃ立派な音波兵器ですよ」
柴木 「グッズに頼ってはイケナイと」
TAC 「やはり根本的な部分から改善していかないとダメみたいです」
柴木 「息をしない」
TAC 「根本的過ぎます。死ぬわ」
柴木 「こーゆーの(↓)を作る」
TAC 「コレで安眠できるのか貴様」
柴木 「奥さんと別居」
TAC 「やめなさい」
柴木 「現実問題として、やっぱり手術する方が一番イイと思いますよ。なぁに、簡単な手術ですよ。そんなにお金かからないはずですよ」
TAC 「あ、そうなんですか?それなら是非・・・」
柴木 「奥さんの鼓膜を、ちょっとね」
TAC 「そっちかよ」
前回の御客様
タマ様 |
そこそこオトナの♀ |
柴木さん、始めまして。 昨年末、我が家にパソコンがやってきました。 パソコンの電源は熱を持っていい具合に暖まり、 そこにゴキブリ君が集まってきます。 彼らが、目立たず地味におとなしく ひっそり生息していればよいのですが、 ちょろちょろ動いて(しかも足が遅く、 こっちへ走ってくる)目障りなため、 思わずおこなう無駄な殺生が後を絶ちません。 どうしたものでしょう。 |
柴木 「じ〜〜ん〜〜せ〜〜い〜〜そ〜〜お〜〜だ〜〜ん〜〜〜〜〜〜っ!!!」
TAC 「諦めなさい」
柴木 「じ〜〜ン〜〜せ〜〜い〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
TAC 「過去の数多の悪行を見て、アンタなんかに真面目に人生相談を持ちかけるヤツがいると思ってるんですか。せいぜい虫ネタがお似合いです
柴木 「それではゴキブリ君についてですが」
TAC 「あっさりと開き直りやがったな」
柴木 「 集まって来る場所が判ってるんなら、そこに”ゴキブリほいほい”でも仕掛けて置けば一網打尽に出来るでしょう?タマさんがそうしないのには何か理由でもあるのかしら」
TAC 「確かに私の周りにはゴキブリとムカデだけは一秒たりとその存在を許しません。見つけたら即処刑という人が多いですけど」
柴木 「タマさんの場合は”目立たず地味におとなしくひっそり生息してさえいれば”共存もやむなしという割と慈悲深い一面も伺えますよね」
TAC 「そこまでは言ってないと思います」
柴木 「 そもそも人は何故あそこまでゴキブリを忌み嫌うのでしょう。噛み付くわけでも猛毒を持ってるわけでもないですよね?外見で判断する限り、もっと凶悪で醜悪な輩は他にゴマンといるじゃないですか」
TAC 「不潔だからでしょう」
柴木 「じゃあ、仮に七色に輝く美しい羽を持ち、鈴のように繊細な声で鳴き、シャネルの5番にも似た芳しい香りを放つ虫がもしいたとして、それが人間の排泄物のみを常食とする習性だった場合、ゴキブリほど差別を受けたでしょうか?」
TAC 「・・・あのなぁ」
柴木 「結局のところ、人は外見で全てを決めるのです。この悪しき人間のエゴを今一度見直すためにも、タマさんには是非ゴキブリ達と共存して頂きたい」
TAC 「待て待てコラ」
柴木 「何億人もの人間が住むこの地球という惑星の中で、あのゴキちゃん達はアナタの家を選んでやって来たのですよ?愛してあげて」
TAC 「やかましーわ」
柴木 「ゴキブリの登場は3億年近くも前に遡ります。まさしく生きた化石。この永い歴史の中で、ほとんど姿形を変えることなく進化してきたのはゴキブリくらいのもんです。これはもう、あの姿こそが生命の神に最も愛されたデザインであるということに他なりません」
TAC 「言い過ぎです」
柴木 「他の”生きた化石”と呼ばれる生き物たちの多くは、天敵などがいない特殊な環境にひっそりと生きてきたという背景が必ずあります。そんな中、地球のありとあらゆる地方に分布し、あろうことか万物の霊長たる人間と同じ環境に住み、なお完全に敵に回しているにもかかわらず、たくましく繁栄を続ける種族。そんな彼らに、我々はもっと学ぶべきことがいっぱいあると思うのです。間違ってもスリッパで叩き潰される生きた化石があってはならない」
TAC 「じゃあ柴木さんは、ゴキブリ見ても殺さない人なんですね?」
柴木 「瞬殺です」
TAC 「いっぺん死んで来い」
前々回の御客様
青木 葵様 |
そこそこオトナの♀ |
最近、Iショット・写メールを撮っている方を多く見かけます。 撮ると、音が必ずなるように作られているはずだと思うのですが・・・ 最近、見かけたことなのですが 音をならさなくしているひとが居てびっくりしたんです。 しかも、電車の中で堂々と・・・(^^ゞ) どうにか柴木さんの力でどうにかできないでしょうか?? 柴木さんも、美人な方なので 撮られないように気をつけて下さいね!! |
TAC 「笑顔がとってもキュートな8代目ネットクィーン、青木さんの登場です」
柴木 「このワタシを差し置いてネットクィーンを名乗るたぁイイ度胸です」
TAC 「オマエなんぞより、よっぽどメジャーじゃあ。本とか出してんだぞ、この人は」
柴木 「青木さんのHPに”くまお”というオリジナルキャラがいることは御存知ですか?」
TAC 「なんですか、急に」
柴木 「同じネット界に住むバーチャルキャラとして、あのマウスで描かれたとしか思えないシンプルな熊の方が私よりメジャーだなんて素直に納得がいきません」
TAC 「わ〜〜〜〜〜〜っ!!ちょっと待て!!」
柴木 「こちとら著作権なんて最初から考えられてない安売りキャラなのに、向こうは一応著作権を主張して」
TAC 「それ以上言ったら殺すぞマジで」
柴木 「 ところで携帯カメラのシャッター音を消す事って可能なんですか?」
TAC 「 (ぜいぜい)・・・出来ますよ。携帯をバラしてスピーカーを取っちゃえばいいんです。昔、携帯を塗装するためにバラしたことあるんですけど、簡単に見つかりますよ。スピーカーもマイクも簡単に取れます」
柴木 「普通の着信音も聞こえなくなるでしょう?」
TAC 「そういう奴らはバイブに固定してるんですよ、きっと」
柴木 「青木さん、もう判りましたね?犯人はTACです」
TAC 「なんでそーなる」
柴木 「 そこまでしなくてもスピーカの穴のところを親指で強く押さえつければ音はだいぶ小さくなりますし、シャッターの瞬間にわざとクシャミとか咳払いを重ねて撮ってる人もいますよ、きっと」
TAC 「青木さん、もう判りましたね?犯人は柴木です」
柴木 「なんでそーなる」
TAC 「結局、悪い事をするヤツはこちらがどう策を講じたところで手を変え品を変えやるんですよね」
柴木 「そう。これはウィルスと一緒。自衛しかありません。撮られないようにするのではなく、撮られること前提で敵を撃退する準備をしておかなくては」
TAC 「例えば?」
柴木 「 パンティに、スカートの中を狙う盗撮野郎への威嚇メッセージを書いておくってどうですか?見てるぞゴルァ!とか覗いてんじゃねぇよカス!とか一時間12600円ポッキリ!とか」
TAC 「・・・・・・・・ 12600円を”ポッキリ”とは言いません。つか、ンなトコで 営業すなよ」
柴木 「 下着に書くのが嫌なら、お手軽なシールにするという手もありますよ。うん、コレ売れるかもしんない」
TAC 「ホテルで女を脱がす時、相手がこんなショーツはいてたら萎えるなあ」
前々々回の御客様
トビズ様 |
やっとこタバコ解禁の♂ |
とってもかわいい僕のペットが最近、卵産みまして、その数およそ50個以上・・・しかも彼らはとてもどう猛で共食いするので、買うには50個のケースが必要、殺すことも出来ないし、逃がすと近所から苦情がくるので困ってます。 ちなみにそのペットと言うのはムカデです。 僕はいたって普通の人間ですよ。 |
TAC 「これは難しい。コーナー始まって以来の最難解問題ですな。もはや人生相談とは遥かに別の次元で」
柴木 「この人、御自身の脳にこそ虫が涌いてるんじゃないですか?」
TAC 「ザックリいくなあ。・・・まあ確かにムカデを飼って”普通の人間”ですからねぇ・・・」
柴木 「近所にバレないように逃がせば苦情なんか来ないでしょう」
TAC 「そーゆー問題じゃない」
柴木 「ただ殺すのが嫌なら食べなさい。せめてわが身の肉となれ、骨と化せ」
TAC 「最後がちょっと違うような気がしますが。ムカデって食べられるんですか?」
柴木 「ドラゴンボールの第一巻で、悟空さん焼いて食べてましたよ」
TAC 「マンガかよ。しかも古いっちゅーねん」
柴木 「いっそ共食いさせて、最後に生き残った一匹を代表して飼うとか」
TAC 「そこに愛はあるのか」
柴木 「たくさんの毒虫を一つの壷の中に閉じ込めて殺し合いをさせ、最後に一匹残るでしょう?その虫からは”蟲毒”という、大変恐ろしい猛毒が採れるそうですよ」
TAC 「目眩がするほど無駄な知識をありがとうございます。でも、おーい目を覚ませー。話がズレまくっとるぞー」
柴木 「良い方法がありますよ。トビズさんが一度ムカデに噛まれてみればいいんです」
TAC 「なんで?・・・ワタシ子供の頃、一度ムカデの幼生に噛まれた事あるけど、ちっちゃくても痛いでー。アレは堪らんでー」
柴木 「ええ、だからこそ良心の呵責なく殺せるでしょ?」
TAC 「・・・解決法として何か根本的に間違ってます」
柴木 「それはそうと、この相談はいつ届いたんです?」
TAC 「7月末ですけど。なにか?」
柴木 「あのね、よく考えてみたら・・・」
TAC 「・・・?」
柴木 「もうとっくに卵、孵っちゃってると思いません?」
TAC 「!!!」 ( 9月9日現在)
前々々 々回の御客様
若野凡地様 |
そこそこオトナの♂ |
しばきますよ? おまえだれぢゃ? わしゃワカノポンチじゃ〜 |
TAC 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
柴木 「・・・・・・・・・・こんにちわ」
前々々々 々回の御客様
こーじゅ様 |
そこそこオトナの♂ |
ううう、もう大学卒業だと言うに、みんなオラの事いぢめるんです。あ、でも包丁持ってGOなんてのはナシですよ。まったく、就職先もないし、車もぶっ壊れるわ、世は私に死ねって言ってるのか!?あ、でも、じゃ死ねなんてのもナシですよ。 |
TAC 「ひっさしぶりに人生相談らしい人生相談が来たって感じ」
柴木 「にきにきにきにきにき・・・」
TAC 「この御時世ですからねえ。実に、切実な悩みです」
柴木 「にきにきにきにきにきにきにき・・・」
TAC 「だからアンタさっきから何やってんすか」
柴木 「ハムスターの歯軋りの真似です」
TAC 「すな。ナニ怒ってんだよ。そーだんに乗れ、そーだんに」
柴木 「だってこのヒト、”〜てのはナシですよ”って全部先手打ってるんだもの。ワタシ言う事無し・・・ムカツク」
TAC 「(そのまま言うつもりだったのかコイツ・・・)読まれてますな、アンタの性格」
柴木 「だいたいイジメったって、もう卒業なんでしょう?フルマラソンでゴール直前まで走ってきたランナーに、折り返し地点に落ちてたバナナの皮について今更クレームつけられたってねぇ・・・」
TAC 「なんつー例えや」
柴木 「もう終わりなんだからエエじゃないですか。ここまで耐えて来られたアナタ、この先社会で生きていく上での大きな強みになったと思いますよ。 こーじゅは 図太さが 2 あがった!」
TAC 「図太さってゆーな」
柴木 「車が壊れた事に関しては・・・知らんわ、そんなもん」
TAC 「あ、その後に届いたメールによると、どうやらすでに修理も終わって、思ったほど高くかからなかったそうですよ。よかったよかった。ウチに入れてくれたならもっと良かったのに←(一応、家業が自動車操業)」
柴木 「ここでヨケーな私情をはさまないように」
TAC 「すんまそん・・・つーかオメーが言うか」
柴木 「就職はまだ決まってないんですの?」
TAC 「メールによると、一応GSでバイトしてるみたいですね」
柴木 「GS?・・・ゴースト・スィーパー?」
TAC 「ガソリン・スタンドだよ。あるかい、そんな職業」
柴木 「職に就きたいなら職案に行きなさい」
TAC 「当然もう行ってるでしょう」
柴木 「違いますよ。職案に就職しろってこと。今一番忙しいのは職案の職員でしょうから」
TAC 「ホンマかいな」
柴木 「アナタの会社に雇ってあげたらどうです?」
TAC 「そうそう、この人って実は以前ウチの工場の前をよく通りがかってたそうなんですよ。停めてある百鬼夜号とかしっかり目撃してやんの」
柴木 「それは珍しいパターンですね」
TAC 「いやー、たまげたね!マジ゙焦ったね!ここのHPを観てる”見知らぬ人”に顔が割れるなんてはっはっはっはっはっはっはっ。俺がこういうHP持ってるって事、身内でも知らない人多いんよ。だからこそ好き勝手やっちゃってるんだけどねはっはっはっはっはっはっはっはっは」
柴木 「しかもそのバイト先も美濃だとか」
TAC 「そーなのよ、はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは・・・どうしよう」
前々々々々々回の御客様
清涼銀河様 |
そこそこオトナの♂ |
実は私、毎日大量の本を買っているせいで部屋が本で飽和状態。 で、片付けようと思ったんです・・・が。 ベッドの上に積んでおくと夜眠れない、しょうがないから移動させて机の前に置いておくと机が使えない、しょうがないからベッドの上に・・・。 なんてやってるうちにいつも夜が明けてしまうんです。 ちなみに今までの最高記録は一晩で8往復でした。 柴木益代さま、どうにかしてこの本をきれいに整頓しつつ机を使い、夜ぐっすり眠る方法はないものでしょうか。 |
柴木 「捨てろ」
TAC 「いきなりですか。いきなりバッサリいきますか。彼がココに相談に来た意義を、徹底的に葬り去るんですね」
柴木 「だってソレが一番の解決策じゃないですか」
TAC 「ンなこた100年前から判ってンの!それが出来ないから苦労してるんでしょうが」
柴木 「いっそ更なる記録更新に挑戦したらどうです?目指せ、一晩で100往復」
TAC 「そーゆーのを積極的に後ろ向きって言うんです。解決になってません」
柴木 「結局ね、面積の点で考えてもベッドの上ってのが一番現実的な答えだと思うんですよ」
TAC 「だからそれじゃあ寝れないんだってば」
柴木 「いえ、ベッドと敷布団の間に平たく敷き詰めるんですよ。隙間無く。そして上にどんどん重ねていく」
TAC 「ベッドがどんどん高くなっていくじゃねーか」
柴木 「その場合は上るための階段も造ります。本を積み重ねて」
TAC 「あぶねーなぁ」
柴木 「この方法の優れた点は単に本の収納法としてだけではなく、本の重ね方次第で自由にベッドの形を変えられるという点にあります。体のラインに合わせて枕側を高くしたり、腰のあたりや足の方を高く設定する事も可能」
TAC 「・・・もはや本としての扱いじゃねーな・・・。崩れたらどーすんだよ」
柴木 「わずかな身動き・寝返りで崩落の危険に晒されます。寝相の悪い人にとっては矯正に一役買うかも」
TAC 「安眠できねーよ。落ちてからじゃ遅いだろ。高さや打ち所によっては、寝相云々の前に二度と起き上がって来れなくなる可能性だってあるんじゃ」
柴木 「ソレもまた良し」
TAC 「居直るなよ」
柴木 「枕の下にセットする本を、参考書にすれば睡眠学習の効果が。小説とかにすれば、その世界を舞台にしたバーチャルな夢を観られるという特典付き」
TAC 「・・・・・さっきまでは物理的に言えなくもない利用法でしたが、今の非科学的意見であっという間に台無しです。やる気あんのかオマエ」
柴木 「ソレもまた良し」
TAC 「居直るなっちゅーねん」
柴木 「書籍・冊子というカタチだからこそかさばって場所を取るのかもしれません。今はデジタルメディアの時代。本は声を出して読んでその音声をテープかMDに録音。で、本は捨てちゃうの」
TAC 「今度はテープとMDが増えるだけなんじゃないですか?」
柴木 「その場合はやはり、ベッドと敷布団の間に・・・」
TAC 「死ね」
前々々々々々々回の御客様
佐野豊房様 |
そこそこオトナの♂ |
柴木さんはじめまして。 家の近くにお好み焼き屋があるんですが、ここには何故かモーニングセットが存在するのです。そしてそのモーニングセットには茶わん蒸しが付くのです。 お好み焼き・モーニングセット・茶わん蒸し・・・、この店は何を企んでいるんでしょうか? |
TAC 「ココの更新、久しぶりですね」
柴木 「そーなんですよ。最近ワタシ宛ての手紙が少なくって・・・。皆さん、恥ずかしがってるのかしら?」
TAC 「いや単純に皆さん、相談相手を正しく選ぶ冷静な判断が出来るようになってきたということでしょう」
柴木 「シバきますよ」
TAC 「・・・で、今回の御客様は佐野さんです。もはや誰もここを人生相談室だとは思っていないようですな」
柴木 「お好み焼き屋にモーニングセット・・・ですか。確かに変わってますね」
TAC 「つーかさ、モーニングセットが出るのは文字通り午前中ですよね?午前中にお好み焼き屋に入るかフツー?」
柴木 「入ってもらうためのモーニングサービスでしょが」
TAC 「・・・納得」
柴木 「そもそもこの”お好み焼き”・・・関西では比較的メジャーなブレックファーストとして明治維新の頃より庶民層を中心に・・・」
TAC 「そのへんにしとけや。おもろないから」
柴木 「・・・茶碗蒸しそのものは珍しくないですよね?」
TAC 「ええ、ウチの近所の喫茶店でもありますよ。モーニングに茶碗蒸しが付くトコ」
柴木 「全国でも特に生存競争が激しく、モーニングサービスの内容で他店との差をつけるのに必死な中部地方の喫茶店業界ではよく見かけるメニューです。・・・で、なぜモーニングに茶碗蒸しなのか・・・という問題ですけど」
TAC 「はい」
柴木 「コーヒー豆の催淫効果と卵の強精作用との食い合わせが、目覚めのイッパツに一役買うという、朝からまあ御元気♪説」
TAC 「待て待てオイ」
柴木 「”茶碗蒸”という言葉を中国語で発音すると”も・おに・んぐ”になるという、その語呂ちょっとムリがあるよジョニー(←誰だよ)説」
TAC 「こらこらこら」
柴木 「実は刑法第177条で決められてるというオカミには逆らえまへんわマイケルはん(←だから誰だよ)説・・・などいろいろありますが」
TAC 「どれもねーよ。だいたい刑法177条は「強姦罪」やっちゅーねん」
柴木 「なんでそーゆー事ばかり知ってるんですか」
TAC 「・・・ほっといてください」
柴木 「真説は19世紀初頭のアメリカ・マサチューセッツ州のとある田舎町に遡ります」
TAC 「ホントかよ」
柴木 「茶碗蒸しを上から見下ろした時の形をよく思い出してください」
TAC 「?」
柴木 「・・・古い歴史の町ボストンから南へ約40マイル、今にも切れそうなほど細長い半島が大西洋に不自然に突き出している部分があるんです。半島は犬の尾のように丸まり、風光明媚なマサチューセッツ湾の一部を抱き込んで、ほぼ円形をしたケープコッド湾を形成しているんですね」
TAC 「はあ」
柴木 「半島の先端のプロヴィスタウンは、かつてメイフラワー号の清教徒達がアメリカ大陸に最初の1歩を踏みしめた記念碑のある場所で、20世紀に入ってからは夏の避暑地としても多くの話題を集めてました」
TAC 「それで?」
柴木 「しかしそんな都市の繁栄から目を転じてみると、半島の付け根近く・・・つまりプロヴィスタウンから20マイルの湾を隔てた対岸にあたる場所に、繁栄からも進歩からも見捨てられて小さな漁港がひっそりと息づいておりました。よほど尺度の大きい地図でなければ町の名は読み取れなかったでしょうね」
TAC 「ふむふむ」
柴木 「町の名はニューカム。人口2000に満たない静かな漁港です。ピムグリムファーザーズが最初に建設した街の一つなのですが、なぜかこの地を避けるように配置されている鉄道のせいで、第二次大戦後アメリカ全土を襲った空前の文明開化のおこぼれを頂戴できずにいました。それが街の衰退に加速をつけたのです」
TAC 「へえ・・・」
柴木 「・・・まあ、そういった意味での茶碗蒸しです」
TAC 「ど〜いった意味じゃあぁ〜〜〜〜〜!!」
前々々々々々々々回の御客様
あきや様 |
毛は生えてる♂ |
17歳の高校生です。 最近親が朝のみそ汁の味噌を赤味噌から白味噌に変えました。 赤味噌が好きなのに・・・。 嗚呼赤味噌・・・。 赤味噌・・・。 そんなオレをなぐさめてください。 |
TAC 「コレ以上ない!!ってくらい、どーでもいい悩みですが」
柴木 「何言ってるんですか。これは非常に重大な問題です」
TAC 「まあ朝食は確かに大切ですけどね」
柴木 「たとえばこれはいつもの朝食の御茶漬けにある日突然紅茶が注いであったようなものです」
TAC 「ソレは違うだろう。・・・ペットボトルのウーロン茶ならヤラれた事あるが」
柴木 「そもそも赤味噌と白味噌は根本的に用途が違うのです。濃厚なコクと渋みがある赤味噌は御飯にとても合いますし、お通じが良くなるという効能もあるので朝食向き」
TAC 「白味噌は?」
柴木 「甘ったるいので3時のオヤツ向き」
TAC 「ンなわけあるかい!3時のオヤツに味噌汁ズズズ〜って・・・あんた」
柴木 「あとね、この二つをブレンドしたロゼ味噌とか、フランスのシャンパーニュ地方で作られるスパークリング味噌ってのもあるんですよ」
TAC 「コテコテ過ぎてツッこむ気力もねーけど一応、ソレはワインだろが!!!あ〜しんど、帰るぞマジで」
柴木 「・・・この人、”こんな俺をなぐさめてください”って書いてあるワケですから完全に諦めてますよね」
TAC 「これはきっと、どうやったら母親が赤味噌に戻してくれるか・・・という質問なんだと思いますよ」
柴木 「17歳・・・思春期真っ只中。気持ちばかりが空回りして、なかなか相手に想いを伝えられないビミョ〜な時期ですからねえ。きっと言いにくいんでしょうね」
TAC 「あの・・・何か間違ってます」
柴木 「間接的に想いを伝える方法はいろいろありますよ。七夕の時、短冊に”明日は美味しい赤味噌汁が食べられますように”と書いて吊るしておくとか、クリスマスに枕元に靴下置いて、手紙に”サンタさんへ。プレゼントは赤味噌汁がいいな”・・・」
TAC 「・・・・・・・・・おい」
柴木 「サブリミナル効果を利用するというのはどうです?”やあ、母さんただい赤味噌ま。今日も暑かったよねえ。バ赤味噌テたよマジで。・・・あのさ赤味噌あ、今度進路相談がある赤味噌んだけど来られる?担赤味噌任と三人で懇談があるんだってさ。かっ赤味噌たりーけどさ。俺?俺は一応A大赤味噌を第一希望にしてるよ。まあ当赤味噌たって砕けてみようと赤味噌思ってさ。サトシのヤツ赤味噌もA大なんだよ。・・・頑赤味噌張るからさ、もしダ赤味噌メだったら・・・まあ赤味噌1年くらい赤味噌はスネかじらせて赤味噌くれよな赤味噌。頼む赤味噌ぜ母赤味噌さん!”って。日常会話の中にうまく単語を紛れ込ませるの」
TAC 「フツーに言えよ」
柴木 「手紙とかメールで伝えるというのもポピュラーな方法ですよ。直接口では言いにくい事でも文字でなら書けるって事ありますから」
TAC 「・・・相手はオフクロだぞ・・・」
柴木 「いきなり本題に入るんじゃなくて、最初は当たりさわりのない日常的な話題を振るんですよ。で、最近の政治の話とかドラマの話とか関係無い話を長々と綴る。・・・そして最後の一行に”追伸・・・・・・母さんの味噌汁、俺は赤が好きだな”と締めくくるの」
TAC 「だからフツーに言えよ」
柴木 「きっと翌朝洗面所に行ったアナタは見つけますよ。鏡に”今まで気付かなくってゴメンね・・・”と記されたルージュのメッセージ。そして歯磨き粉の隣にはホカホカの赤い味噌汁」
TAC 「・・・・・・どんな家族じゃ」
・・・こんな外道に悩み事を相談しようなんて酔狂な方がもしございましたら、 相談窓口にて受付をしてください。 ま、ワタシは止めた方がいいと思いますけど。
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