’02/3/9
さて、百鬼夜号が完成してから一ヶ月以上が過ぎ・・・そろそろ突き刺さる街の視線にも慣れてきました。
・・・・・すみません。嘘です。
まだツライです。特に岐阜や名古屋などの市街地で信号待ちしてる時とか。
それより、最近になって気になってきた事があるんです。
内装がどノーマルって、どうよ?
だってそうでしょ?外があれだけアブノーマルなんですよ?バランスってやっぱ大切じゃないですか。
内装も妖怪の車として相応しいものにしたい!
もちろんコレ以上妖怪を増やすわけにはいかないので、せめて「和風」な車内にしたいと思ったんです。
こーゆー事を思い立ったが最後、TACは行動早いです。
しかし、絶対ロクな事しません。
ええ、ホントにロクな事しません。
つーワケで始めちゃいます!
百鬼夜号内装改造計画、発動!
(・・・なんかどんどん「知能指数の低い車」になっていきそうな予感)
皆さんも、何か良い案があったら教えてくださいね♪
とりあえず思い付いたものから少しづつ進めてみようと思います
(その1) ダッシュボードを石にしちゃおう!
(←)はい、コレなんだかわかりますか?
そうです。ダッシュボードですね。
ハンドルを外し、メーターを外し、エアコンダクト及び各種スイッチ類を外し・・・苦労の末、やっと取り外せました。
これからコレを「墓石」のような感じにしてみようと思います。
軽く足付け作業をした後、ベース色としてグレーを塗装。
その後、「白」と「黒」の2色を準備し、配合比を微妙に変えた何通りかのグレーを上から吹き付けていく。この時、空気圧を可能なだけ弱くするのがポイント。
すると、前に説明した「砂目効果」のように塗料が荒くて大きな粒子の状態で噴霧される。これを少しづつ色を変えながら重ねていくと「石」の質感が出てくる。
一番最後に「完全な黒」と「白」で同じ事をする。
注意点はあまりやり過ぎないこと。
はい、これでダッシュボードが石っぽくなりました。(→)
次にエアブラシで無作為に境界線を入れていき、「石を敷き詰めた」ような感じにしていく。
出来るだけリアルになるように、石と石の隙間に生じる影をブラッシング。
石垣のようになってきた。(→)
仕上げとして、メーター上部のドーム部分に「彫り文字」のように会社名を入れる。
いえ、決してウチのCMカーとして使う気は・・・(汗)。
ほら、いろいろ問題もありますし・・・(大汗)
完成(→)
オマケとして、御神鏡なんぞを飾ってみました。
(その2) クォーターガラスを障子にしちゃおう!
先日、名古屋の東急ハンズへ行った時、使えそうな材料を幾つか買ってきました。
それらを使って、今度はクォーターガラスの所に内側から取り付ける障子なんぞを作ってみる事にしました。
このミラは、最初からクォーターガラスにスモークフィルムが貼ってあったのでどーせ外が見れません。だったら埋めちゃってもOKだよね。
はい、これが買ってきた物の一つ。
簾が表面に接着してあるベニア板です。
これをクォーターガラスの形に切り出します。(→)
次に障子を取り付ける窓部分を抜き、竹で枠を作ります。
これに後ろから障子を取り付けるわけですね。
障子用の格子がコレ。(→)
どれを使おうかしら。
完成(↓)
・・・左側は形を変えてみました。
ちなみに裏はこんなふうになっています。(→)
いい考えでしょ?スダレ。
こうしとけば直接障子には触れることが出来ませんから、後部座席の人がうっかり破いてしまうという事態も避けられます。それでいて、ちゃんと内側からも障子の存在は確認できるんですよ。
竹がちょっと余ったので、シフトレバーの軸にはめてみちゃったり。
(その3) リアビューだって極めたい!
実はウチの工場の隣には、大工さんの工房があったりします。
木材の余ったヤツなんか腐るほど手に入ります。
先日、ちょっと覗いて見たらイイのを見つけましたよ。床柱。
表面もツルツルで、しっかりとした太さのヤツです。長さもちょうどいいくらいです。
実は百鬼夜号の後部座席の背もたれの真中に、一本柱を立てたかったんですよ。そこに御札とか藁人形とか貼りつけたら結構サマになるじゃないですか。
ホームセンターで購入したミニ竹垣と組み合わせてみました。
さして使い道も考えずに衝動買いした柄杓と、わざわざ提灯屋さんまで行って買ってきたミニ提灯も、この竹垣に引っ掛けておきましょう。
ん〜〜〜、自分で言うのもナンですが・・・
一体ナニを目指してるのかどんどん判らなくなっていきます百鬼夜号。