GW境港オフ記念ホントに迷惑企画

in 水木しげる文庫



 

柴木益代(以下、
で、結論から言ってアナタ負けたんですよね?

TAC(以下、TAC
いきなりぐはあぁあっっ!!!(吐血)

柴木まくる(以下、まくりん
自分が仕掛けた罠に自分が落ちたんだよねー☆

TAC
げほぉおっっ!!(喀血)


・・・ま、そのオチだけで十分な気もしますが、せっかく皆さん戦ってくれたわけですから絵も晒しつつ、アナタが人として大切な何かを捨てたその瞬間までの軌跡をここで包み隠さず振り返ってみましょうか。

まくりん
全て身から出た錆なんだから逃げんなよテメェ。

TAC
ぬふぅ・・・(下血)


今回はチーム戦です。
試合形式は第一回目のオーソドックスなルールですが、判定方法はその他の参加者による多数決。
その点差によって「一本」「技あり」などのスコアをつけます。

 


基本ルール

  1. 勝負は5対5の団体戦。先鋒・次鋒・中堅・副将・大将の順に一人づつ出て 、一対一の対戦をする。

  2. 対戦者はランダムに選ばれた「お題」を己の記憶のみに頼って画用紙に描かなければならない。           

  3. 他者からヒントを得る事は許されない。描き直しも基本的には認めない。制限時間は3分。

  4. 勝者の判定はどちらの絵を誰が描いたか伏せた状態で、TACを除く参加者(奇数)による多数決で行なう。

  5. 全員一致で一方の絵が選ばれた場合はその場で「一本勝ち」。

  6. 点が上回っていた方に「技あり」。「技あり」×2で、あわせて「一本」とする。(勝負がつくまで対戦を続ける)

  7. 全戦を終え、3勝以上したチームの勝利。負けたチームは罰ゲーム。

 

まくりん
防衛軍が負けた時の罰ゲームは「水木しげる文庫一日メイドカフェ」って(勝手に)決まってたけど、TACチームの罰ゲームは決まってたんだっけ?

TAC
具体的には決まってなかったが、だいたいその場の流れでいくとどうなるかは予想がついてたさ。
まさかその予感が当たるとは思わなかったがな。
だってさ、本気で勝つ気マンマンだったもん。負けるなんて全然思ってなかったもん。


メンバー構成に問題があったとか。

TAC
いや、勝てるチームだったと思う。
もはや「ソラ描き」とは全く別次元の要素が複雑に絡まって、勝負が完全に想定外の流れに・・・トホホ。

まくりん
じゃあ、まず対戦表を見てみましょう〜。

TAC消費者組合連合会 VS 水木しげる文庫防衛軍
     
LUNA 先鋒 トビズ
Shun 次鋒 ハンマーブロス松下
TAC  中堅 目玉マスター
北の悪魔 副将 にょこ
ブッキィ狐 大将 入道
     

司会進行(飛び入り参加)  ハングドベアーくまはち

(各メンバーの名前をクリックするとステータス画面が開きます)

 

 

TAC
正確に言うと、この時点ではまだ入道さんが来ていない。翌日の仕込みや売り上げの計算などで忙しそうだった。
だからこそ彼は最後の「大将」になったんだと思うが・・・・


他の対戦順序はどうやって決めたんです?

TAC
思えばこの対戦表こそが第二の運命の歯車だったと言っていい。
チームごとに内緒で打ち合わせして順番を決めたんだが、ウチは完全に早い者勝ち。文庫チームはジャンケンだったそうだ。
なのに、なんだこの絵に描いたよーな組み合わせは。
意図的なものを感じずにはいられない。

まくりん
確かにまるでマンガみたいな好カード揃いだねぇ〜。
中堅戦なんて宿命の対決になってんじゃん。


とにかくこの順番で本戦が開始されたわけですね。
では、さっそく第一戦から見ていきましょう。

 


バトルスタート!!


 

 

 




さあ、注目の第一戦。
先鋒はTAC消費者組合連合会よりLUNAさん。水木しげる防衛軍からトビズ君。
双方、ソラ描き初出場同士の対戦です。

TAC
クジ箱の中から、司会進行役のはっちーにお題の書かれた紙を一枚引いて貰います。


【先鋒戦】

LUNA VS トビズ

(はじめてのそらがき対決)

◆◇◆お題◆◇◆

「タラちゃん」
 


まくりん
・・・他に画像なかったんかい。
でもまあ「サザエさん」は毎週日曜に放映してるアニメだし、描けるよねぇ?


遊び盛りのエエ若いもんが、日曜の夕方に在宅してTV観てるようじゃ問題です。

TAC
・・・・・悪かったな。


今回の判定方法は他の参加者による多数決なんですね。
もちろん自チームびいきにならないようどちらの絵を誰が描いたかは内緒で二枚同時に開示。「せーの」で一斉にイイと思う方を指差してもらい、票を集めた方が勝ち。

まくりん
じゃ、さっそく見てみましょう。
二枚同時に・・・・・ドン!!

 
(注:どちらもタラちゃんです)


小手調べの銃撃戦は、両軍とも弾丸が相手陣営にまで届かなかった模様。

TAC
ど・・・どちらもイスカンダル級に程遠い・・・
つか、とても同じ人物を描いたとは思えない。

まくりん
右の方は一回描き直してるけど、どこがどう変わってんだか。


判定です。


判定
 

LUNA

1

-

トビズ

 

技あり

 

 

<決まり手>  メガネ無しのび太


五十歩百歩かと思いましたが、票は偏りました。
とりあえずトビズさんがポイントリード。LUNAさん、かろうじて踏み止まった!

TAC
トビズ君がもう一回技ありを取れば、「あわせて一本」勝ちです。
大事な初戦を制するためにも、ここはLUNAちゃんに頑張って欲しかった!
(泣)

まくりん
すでに過去形じゃん。


【先鋒戦・第二試合】

◆◇◆お題◆◇◆

「ビッグバード」
 

まくりん
次のお題はあの「セサミストリート」からビッグバード・・・ってだから他に画像なかったンかい。


補足しときますと、デカくて黄色いトリです。

TAC
はい、両者オープン。

 

TAC
この二つを足して2で割ればなんとか正解に近くなる予感。

まくりん
お互いが、それぞれ忘れてるビッグバードの特徴を補い合ってる感じだね。


でもまあ勝負は明白でしょう。


判定
 

LUNA

-

トビズ

 

一本!

 

 

<決まり手>  寝むたそーなパーマひよこ


トビズさんの鮮やかな一本勝ち!
先鋒戦を制したのは防衛軍でした。

TAC
しくしくしく・・・

まくりん
こんな流れで対戦は進んでいくワケですね。
では、次戦からはサクサク見ていきましょ〜!

TAC消費者組合連合会

0−1

水木しげる文庫防衛軍

LUNA

● − ◎

トビズ

Shun

 − 

ハンマーブロス松下

TAC

 − 

目玉マスター

北の悪魔

 − 

にょこ

ブッキィ狐

 − 

入道

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

・・・・・それは。

 

 

 

それは、いよいよ盛り上がる会場の片隅に、ポツンと忘れ去られていた。

 

 

 

 

 

 

 
風船ロシアンルーレット銃
撃鉄を起こしてトリガーを引くと、確率1/6で取り付けられた風船が破裂する。
どこにでもあるオーソドックスなパーティーグッズだ。

ゲーム終了後の罰ゲームは「メイド服」と決まっていたが、一試合ごとにちょっとした緊張感を味わってもらう為にTACが用意したものだった。
つまり一試合終わる毎に、勝者はこの銃を敗者の顔に押し付け、一回だけトリガーを引けるというルールにしようとしたのだ。

 

 

 

TACは、この予定をすっかり忘れてしまっていた。

当日は試合の司会進行やスコアの記入、その他の雑務に追われ・・・この銃の事は完全に記憶の外だったのだ。

 

 

 

 

 

 

この事が後に悲劇を生む。

 

 

忘れられたロシアンルーレット。
これこそが、たった今動き始めた第三の「運命の歯車」だったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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