’01/12/25
ブース内にて、左サイドのクリアー塗装前。
・・・で、塗装後。(→)
次はバックドアのクリアーに移りたいが、バックドアの上部・・・つまりルーフと隣り合わせになる場所に妖怪を描くスペースが残ってるので、先にそっちを埋めなきゃね。
「輪入道」と「火車」を描く。
残り 2体 |
’01/12/26
バックドア、クリアー塗装完了。
そしてルーフに残った最後のスペース(フロントガラスの真上、真ん中。最も描き難い所)に「手の目」。(→)
残り 1体! |
’01/12/27
めでたくルーフも完成し、やっとこクリアーも全面塗り終えました。
後は乾燥させ、塗装面に付着した埃などの処理をしてポリッシング(コンパウンドで磨く事)すれば・・・晴れて完成であります。
・・・え?最後の1体?
ええ、もう描きましたよ。室内の天井に。
本日午後2時半頃・・・とうとう記念すべき100体目を描き終えました!
ばんざあぁ〜〜〜〜い!!!
(♪パチパチひゅ〜ひゅ〜ドンドンドンぱふぱふぱふ♪)
いや〜、頑張りましたTAC!
ホント頑張りましたTAC!
最初の1体「がしゃどくろ」を描いたのが先月の14日ですから、その間42日!
予想してたより、はるかに高ペースです。つーか、早過ぎ!(その分、ザツではあるが)
寒さに震えながら描いた日もありました!
クリスマスの夜も妖怪さん達と過ごしました!
でも、やっと終わったのです!!
・・・え?
最後の1体は何を描いたのかって?
うふふふふふ・・・・・・・ヒ・ミ・ちゅ♪です。
この1体だけはココで公表しません。
実際にこの「妖怪百鬼夜号」に乗った者だけがその目で確認できる最後の隠し要素として、内緒にしちゃいます。
まあ一言だけ言わせてもらいますと、運転してて「うわ落ち着かねぇ〜〜〜〜〜!!!」って感じ。すごい形相で睨まれてますので。
ぜひ御自身の目で確認してください。
いつかどこかの地で・・・皆さんの前に姿を現すかもしれないその日を、心待ちにしててくださいね。
さあ、最後の仕上げだ!
’01/12/27
今日は仕事納めでした。
百鬼夜号は仕上げの「オール磨き」という作業を残してブースの中に封印されました。
来年まではサヨナラです。ふう。
では、ここで妖怪百鬼夜号の全妖怪100体をオサライしましょうか!
用意はいいですか?
・・・せ〜の〜〜、
ボンネット |
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右サイド |
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左サイド |
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ルーフ |
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バックドア |
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車室内天井 |
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・・・ぜいぜい・・・。
我ながらよく描いたものだ。
反省点
もちろん、挙げたらキリがない。
しかしまあ、あえて言うとしたら図らずとも自身のせっかちな性格が露呈した出来あがりであった事。
どうも完成を急ぐ傾向が見られる。よくよく見直しをせぬまま次の工程へと進みたがるのだ。その結果、後戻りできない段階になって初めて取り返しのつかないミスが発覚したりするのだ。
まず近付いてよく見れば判るが、下描きの鉛筆線が完全に隠れてない。とてもよく見える。これは致命的だ。
今回は完全モノクロ画で通したので、白い部分はつまり車の”地”の色である。下描きは車体に直接鉛筆で描いたから、色がのってない所は線が見えて当然だ。
本来これを防ぐため、コンパウンドを染み込ませたウエスで下描きの上を軽く拭き、極限まで線を薄くしてからブラシに入る。コレを怠ったのが最大のミスだった。
皆さん、百鬼夜号は遠くから離れて観てね♪
顔を近付けちゃダメよ。
全体的にザツである事も否めない。
そりゃせめてものコダワリとして、マスキングに頼らないオールフリーハンドブラッシング(一部のやむを得ない部分は除く)に徹した点は自分でも頑張ったと思う。
でも結果として「丁寧な仕事」と呼ぶには程遠いモノになった。うっかりミスで塗料が滲んでしまった場所など数え切れない。そこを無理矢理ごまかしてるから更に汚くなる。
「隠すべき所は面倒くさがらずに隠す」・・・綺麗なブラシの仕事をしたかったら、やはりマスキングは基本なのだ。
そして・・・コレが一番の問題点なのだが。
エアブラシなんてエラそーな事やる前に、塗装屋として、もう少し「フツーの塗装」をうまくなれよテメー!・・・と言う事。(切実)
クリアーです。
そりゃもう、ひで〜モンです。垂れ過ぎ。
確かに艶を出したかったからベッタリと厚く塗りました。実際いい艶出てます。
・・・でもシロートじゃあるまいし、加減っつーモノを知らねばいけません。厚く塗り過ぎ。垂れ過ぎ。
磨きの時に研ぎ落とす事で目立たなくする事は出来ますから、大きな問題ではありませんが・・・ちょっとねえ。
TAC、「エアブラシ職人」の前にまず「普通の塗装職人」という大きな壁にぶつかっております。