8月7日(土)
 AM10:20 
『そして妖の祭典へ』

 

日が差してきた。どうやら天気は持ちそうだ。
会場である八日市芸術文化会館に到着。他のメンバーは徒歩なのでまだ着いてない。
昨年の事もあるのでちょっと心配だったが今回はちゃんと展示スペースが確保されていた。係員の方がすぐ駆け寄って来て、百鬼夜号のためにパイロンで仕切ってある駐車スペースに誘導してくれた。四台分を独占である。
場所はまさに会場入り口のすぐ脇。来場の皆様全員に見て頂けるエリアだ。感謝。

会場には既にたくさんの人が来ているので、百鬼夜号は早くも壮絶な数の視線に蜂の巣にされている。
この注目の中で百鬼夜号から降り立つのはものすごく気が引けた。いや、注目はいつもの事なんだが今回は更にちょっとハズい。
なにしろ現在のTACさん、首から下が狂骨なのだ。

かといって皆が到着するまでここで待つのもツライ。
仕方がないから先に受付で待っていようという事になり、フジコと共に百鬼夜号から降りる。不気味なベロベロ服を着た30過ぎの男が薄汚れた金髪の髑髏を手に現れた時、注目していた周りの人々がさざ波のよーに引いたのを確かに感じた。
ゴメン。やっぱちょっと恥ずかしい。急いでマスクを被り「狂子」になる。

TACとフジコがその場を離れた途端、ぶわっと人々にたかられる百鬼夜号。(→)

 

 

ちょうど他の皆も到着したようだ。
一緒に受付へと向かうと、そこにはマスターと入道さん、そして百々目鬼に扮して京都から駆け付けたかなよさんとその連れアケミさんが待っていた。合流。

受付では妖怪扮装の簡単な審査を受ける。
ちゃんと妖怪であると合格すれば500円のおひねりが貰えるそうだ。例のキャッシュバックである。
TAC、先陣を切ってチェックポイントに臨む。どっからみてもリッパな妖怪なので自信満々だ。

審査員「え〜と、ソレは何ですか?」
TAC「人魚姫です」
500円ゲット。

 

 

・・・・・・・・・・・。

言うまでもありませんがボケたつもりだったんですけど。

まさか人魚姫で通じたんだろうか。
八日市的にはこういう人魚もアリ・・・・・?(多分マスクのせいでよく聞こえなかったのだと思われ)

 


あーりんず妖怪ファイル
その4

百々目鬼(かなよ&アケミ)

 

京美人の白い柔肌にズラリと並ぶ目玉は実に壮観だった。妖しくも美しい。ちなみに目玉は 樹脂粘土製だ。
「何でくっ付けてるんですか?」と聞いたら、
瞬間接着剤だそうな。
そ・・・それだけはやめた方がいいと思います。

残念ながら時間の都合で百鬼夜行の途中でお帰りになった。


他のメンバーも滞りなく審査をクリア。
刃ちゃんは妖怪扮装しておらず只の甚平を着ていただけなのだが、ダメモトで「座敷わらしです」と言ったら合格しちゃったそうな。
若い娘に甘いのはTACと一緒だ。

さあ、入場だ。

会場前で入道さんと☆

会場は全席自由なのだが、入場時の混雑を避けるため受付で貰った整理番号の順に並ばされる。
TACとフジコは割と若い数字だったので、すでに行列をなしている人々の視線をモロに受けながら割り込み移動。とても迷惑がられる。
しかも遥か後ろに並んでるZou−さんに整理券を預けっぱなしだった事に途中で気付き、フジコに取りに行かせ大変迷惑がられる。
どこに行っても目立ちまくる狂子さん。

やっと開場。
無事に席も確保しヤレヤレといったところだが、開演までまだ時間もあることだし一旦外に出て腹ごしらえをすることにする。
手付かずのフランクフルトを地面に落としてしまったフジコに、新たに一本サービスしてくれた出店のお姉さんありがとう!

 


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その5

キョンシー(あーりん)
一つ目小僧(紙舞)

 

「チームあーりんず」のリーダー・あーりんさんは昔懐かしのキョンシー。パレード中ずっと、あの独特の前ならえピョンピョン移動を徹していた根性(と体力)に頭が下がる。しかしどんな衣装も捜せばあるもんなんだなあ・・・。

今回初参加の紙舞君は昨年フジコが着た一つ目小僧の衣装で参加。たった一年でずいぶん身長が伸びたものだ。

 

 



8月7日(土)
 PM12:35 
『愉怪痛怪奇々開会』

 

「これより平成16年度開市記念祭”八日市は妖怪地”を開催します!」
様々な妖怪に席を埋め尽くされた異様な会場内に、高らかな開会宣言が響き渡る。ああ・・・ようやく始まったよ。
主催者である八日市商工会議所会頭、八日市市長の挨拶。それが終わると本日の”第一部”・・・「第2回まちづくりサミット」である。
純粋に水木先生や京極先生が登場する「妖怪会議」を目当てに来ている人にとっては、さっさと終われな内容だったかもしれないが、TAC的には興味がない分野ではない。TACもまた、地元の「まちづくり」に携わる立場の人間だからだ。
ただ昔からTACは一つの席に長い時間座っているとコアラのよーに目を閉じてしまう習性があるため、最後まで起きていられるかは自信なかった。

「まちづくりサミット」は要するに「妖怪」をテーマにまちづくりを実践している自治体の事例発表会である。
一番手は待ってました我らが「水木しげるロード」!!鳥取県境港市の発表である。やっぱりココは外せないだろう。
プレゼンターはもちろん黒目さん。中央の大スクリーンには見慣れた水木ロードをテクテクと歩く目玉親父のFlashが流れる。さすがマスターいい仕事してますな。それにしても、知ってる人が舞台上で発表しているのを見るのはなんともくすぐったい気持ち である。
スクリーンに2年前の水木しげる記念館前夜祭で先生を助手席に乗せた時の百鬼夜号が映し出された時は思 わず鼻血を吹きそうになった。

二番手は広島「稲生物怪絵巻」の三次。百鬼夜号にもステッカーを頂いた例の「もののけプロジェクト」の皆さんである。
開会前に代表の方々から挨拶され名刺も貰った。これはいよいよ三次にも行かねばならないかな?

物怪プロジェクト三次 http://www.m--m.jp/contents.htm

三番手は大分県臼杵市の「臼杵ミワリー」の皆さん。
「ミワリー」とは何ぞや?妖怪の名前か?とマジメに考えてたら「薄気味悪ぃ」のダジャレだそうな。まじめに考えるんじゃなかった。
話し手の人が割と面白かったので会場のウケは最も良かったような気がする。彼らの話から学んだ事は、まちづくりの為なら御当地妖怪を勝手にデッチ上げも大アリなのだと言う事。

臼杵ミワリークラブ http://www.coara.or.jp/~yas/miwari/top.htm

四番手は東京都下青梅市。「青梅妖怪祭り」は有名だ。
小泉八雲の「ゆきおんな」の一節から、雪女の原点は青梅にこそあった!・・・とかなんとかいう内容だった。今ではすっかり雪と縁遠い土地だけに意外な話だが、昔は大雪も降ってたんだそうな。
まあオレの場合、イイ女であれば出身地など気にしないけどな。
(そういう問題じゃありません)

トリを飾るは御当地八日市の「ほない会」。
ここはもともと聖徳太子が”八の日”に開市したことがその名の由来として知られている。なんでも彼が四天王寺建立に必要な瓦を焼くために霊験あらたかな土に富むこの地 を訪れ、太郎坊天狗を筆頭とする妖怪たちと取引をしたことが始まりだそうな。
全国数多の妖怪イベントの中で、八日市の「百鬼夜行」パレードは規模・知名度的においても文句なしの成功例だと思う。来年からは合併により「東近江市」となって「八日市」の名は消えてしまうが、ぜひ今後も続いていって欲しいものだ。

ほない会 http://www.honaikai.net/

 


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その6

見越し入道(ヒロくん)

 

昨年リアルなドラキュラに扮してガキをマジ泣きさせていたヒロさんは、その反省からか今年はフルフェイスマスクの見越し入道 で登場。しかし相変わらずの迫力だ。
もともとタッパがある彼にはハマリ役ともいえる。来年あたり、フランケンシュタインに挑戦してみるのはどうか。

 

「まちづくりサミット」の後は「妖怪ミニコンサート」である。ステージには水木先生がデザインし、地元の小学生によって着色された巨大な凧が飾られている。
出演は「北村謙とヨーカイ・チックス」というバンドの皆さん。小生不勉強につき全っっっ然、知らない方々でした。スマソ。

なるほど・・・太郎坊さんの店でエンドレスに流れていた「こんにちわ妖怪です」とかいう歌は彼らの曲だったのか。つか、それ以外の曲は全く妖怪と関係なかったような気が。

アコースティックで優しい旋律が耳に心地良く・・・実によく眠れた。(おい)
やっぱ妖怪バンドなら陰陽座を希望。

ちなみにフジコは「こんにちわ妖怪です」が気に入ったようだ。

 

コンサートが終わり、休憩が入る。
この後はお待たせの第二部、「世界妖怪会議」である。

 


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その7

唐傘(黒法師)
妖孤(珠華)

 

あーりんずが誇る美女二人組は、実に勿体ない事にどちらも全然顔が見えない扮装で参加。
黒法師さんは顔に似合わず言動が割と
マグナムドライな女の子。しかしカラカサの舌で道行く子供の顔を見境なく舐め回したり、コミカルなパフォーマンスが周囲にウケていた。実は意外に砕けまくった性格なのかもしれない。
珠華さんはすごくスレンダーで、黒髪ストレートと艶やかな着物姿がバッチシTACのツボ。
写真撮られる時のしぐさも色っぽくて良し。

 

 

休憩時間、高橋さんが預けておいた例の板を届けてくれた。
京極先生・荒俣先生・多田先生のサインをゲット!!

 多田さんは河童のイラスト付き☆

っしゃああぁぁあ〜〜〜〜!!!
グランド・スラム達成ぃぃ〜〜〜〜っ!!

水木先生のと合わせて、これでニッポンの妖怪四天王のサインが揃った!
ありがたく百鬼夜号の中に飾らせて頂こう。この車の価値も、これでまたグンと上がったぜ。
ああ、オイシイなあ・・・ホント来て良かったよ。
御三方・・・お忙しい中、本当にありがとうございました

 

サインを収納するために百鬼夜号のところへ戻ると、ヤツは相変わらずカメラを持った人々に囲まれ格好の被写体になっていた。
その中に何人か「あの・・・TACさんですか?」と声をかけてくれる人もいた。このHPを観てくれてた人達だ。
やっぱり嬉しい。特にそれが若い女の子だった場合はさらに嬉しい。

数名の女の子のグループに声をかけられた時、思わず全員百鬼夜号に詰め込んで茶でもシバキに行こうかと思ったが、誘拐にコレ以上向いてない車もないので止めた。(つか、それは犯罪です)
「なんなら運転席に座って写真撮ったら?」と鍵を開けてあげたら大層喜んで写真を撮りまくっていた。御希望の方は遠慮なく言ってくださいね。近くのコンビニに行くくらいなら貸しますよ百鬼夜号。
TAC本人も一緒に写真撮影を求められちょっとしたスタァ気分だったが、やっぱり首から下が狂骨さんの状態では恥ずかしさ五割増。ちょっとした羞恥プレイだ。

 

そろそろ会場に戻る時間だ。
休憩時間中、この暑い最中にカッパの着ぐるみを来て野外ミニライブを敢行していた「妖怪プロジェクト」の皆さん。
お疲れ様でした。

 


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その8

付喪神(カメカワ)

 

カメカワさんは万物に宿る神霊の集合体「付喪神ハイパー」。小技というか小物が効いた扮装である。
実は履物もちゃんと「化け草履」仕様なのだが、あまり気付かれないと思います。
帯は「しろうねり」仕様で顔も描いてあったそうだが、
絶対誰にも気付かれないと思います。

 



8月7日(土)
 PM15:22 
『妖怪の、妖怪による、妖怪のための会議』

 

さて、メインイベントの妖怪会議である。

緞帳が上がると、そこには既に司会進行役の京極先生が座っていた。会場からは盛大なる拍手。
そこへまず多田さんと今回のゲストである漫画家唐沢なをきさんが登場し、来年公開予定の映画「妖怪大戦争
(リメイク版)について和やかに語り合う。さすが京極先生のリードは慣れたもので、実に面白おかしく進行していく。
その間後ろのスクリーンには元祖「妖怪大戦争」の映像が流れており、それについ見入ってしまってコメントが遅れる多田さん。マイクを忘れる唐沢さん。完全にウワの空である。
・・・まあ聞いてる側のワタシもついつい映像の方ばかりに気を取られて話の内容をよく聞き逃していたので似たようなもんですが。
その後、荒俣さんが登場。妖怪トークにも加速がついてきたところで御大・水木しげる先生の降臨。会場はヒートアップする。

 

会議の内容に関しては、今後参加予定の人のためにもあえて詳しくは記さないでおこうと思う。多分毎回ずっとあんな感じなのだろう。
水木先生の話す内容は戦時中ジャングルの中で塗り壁に遭遇した話や、便所にハマって高粘度の糞尿が藁靴のよーに足に粘り付いた話など
(これは初耳だったが)、彼の著書を読んでいればどこかで聞いたことがある話ばかりだ。
しかしそのノンビリとした生の語り口が妙に面白く、奇抜で、微笑ましくもあり、なんだかホントにただのお爺ちゃんみたいだ。
「え〜〜と・・・何の話やったかな・・・?ああ、妖怪の話ね」
(推定4、5回目)

ホントにただのお爺ちゃんになってどーすんですか。(笑)

先生は相変わらずだった。
ということはつまりまだまだ大丈夫そうだ。何を食っても壊れない自慢の胃腸も健在のようだし。

 

数々の名言が飛び出した会議だったが、(詳しくは刃ちゃんのレポ参照)その中でも特に印象深かったのは水木先生の言った「見えないものを無理矢理見るんだ」という言葉。
会場は爆笑。たしかに妖怪の存在を論じる場において、全てを根底から覆すに等しい爆弾発言である。
しかしTACは思う。この言葉こそが妖怪を語る上で絶対の真理なのだと。

 

 

そもそも「妖怪は実在するか」なんて、考える事自体がナンセンスなのだ。
ここでいう「実在」が、「物理的な体を持ち、きちんと体重もある存在」という意味であるなら、TACは
(意外に思われるかもしれないが)迷わずノーと答えるだろう。

妖怪は見えない。見るのではなく「感じる」存在だ。

例えばカッパとかが本当に”実在”したとしたら、それはそれで実に興味深い話だし、誰かが生け捕りに成功したなら高い金払ってでも観に行く価値はあるだろう。でもそれはきっと「妖怪」の価値を下げることなのだと思う。生物学的に存在し、生態系にも属しているならそれはもはや妖怪ではなく珍獣である。TACは珍獣にはあまり興味がない。

見つかってしまった時点でそれは「妖怪」ではなくなるのだ。
実体が永遠に掴めないからこそ神秘であり、それこそが妖怪に魅かれる点なのだから。



電灯がなく、夜になればきちんと闇に支配されていた太古の時代。
揺らぐ蝋燭の火は、自身の影すら異形の者に見せる。正体不明の異音、人智を超えた自然現象・・・人は己の理解が届かない恐怖に震えるよりは、なんとか原因を当てはめて安心したり、正体を極めて納得したいと考える。
そこに妖怪が誕生する。
地震は家鳴り大入道。津波や海難は海坊主船幽霊。墓場のリン発光は鬼火狐火。暗闇への恐怖はべとべとさんすねこすりを生み出した。

神仏を崇拝し、古くからのしきたりを守るため。子供への躾や、貧困の中で物を粗末にしないよう戒めるため。
人は「罪を罰する恐ろしい存在」「豊穣を与えてくれるありがたい存在」を求めるようになった。特に前者は圧倒的な恐怖の象徴として、出来るだけおぞましい姿である必要があった。
そこに妖怪が誕生する。
「夜寝ない子は、アマメハギが足の皮を剥ぎにやってくるぞ」「神社を大事にしないとおとろしが鳥居の上から落ちてくるぞ」「掃除を怠ると垢舐め天井舐めがやってくるぞ」「死者を弔わないとはたおんりょういつまでんになって戻ってくるぞ」

妖怪は確かに生まれた。そして人から人へ語り継がれるうちに様々な味付けがなされ、より具体的な姿へと成長・進化していった。
やがてそれが一つの文化にまで昇華した時、妖怪はいよいよそのおぞましい姿を、明確な形で記号化する必要に迫られた。
妖怪は記号である。
その圧倒的な恐怖と力を判りやすく人に伝えるために、とりあえず当てはめられた記号。
故に描かれたその姿は決して正しくはない。もしアナタが河原で頭に皿を乗っけた緑色の生物を見かけたとしてもそれはきっとカッパではないのだ。

妖怪を”見た”者はいない。ただ漠然と、しかし確かに”感じる”正体不明の「何か」に、判りやすい「姿」を与えられたものなのだ。
この記号化こそが先生の言った「無理矢理見る」ということである。
そしてその記号化に寄与・尽力したのが鳥山石燕や葛飾北斎であり、水木しげる御大なのだ。

 

妖怪は幻想か。
そう、妖怪は幻想である。ついでに言えば、妄想の産物である。
妄想だが、そこには昔の人々の様々な「想い」や「願い」が込められている。故に彼らの生活や文化を垣間見る貴重な資料にもなりうる。
だからこそ民俗学・考古学・・・はては心理学まで巻き込んだ膨大な文化へと成長したのだ。
また「見えない」事は、必ずしも「いない」事とイコールではない。電波や磁力のように見えずとも明確に働きかける”力”が存在するように、妖怪もまた人の深層心理に直接働きかけてくるエネルギー体には違いないのだから。

 

そしてなによりも。
数世紀を経た現在なお多くの人々に愛されている事実がある。妖怪を愛してやまない人々が、今こうして集まっている。。
妖怪は至上至高のコミュニケーション・ツールだ。少なくともオレにとってはそれで十分だ。

 

こんなにも愛しい仲間たちと出会えたのだから。

 

 


あーりんず妖怪ファイル
その9

しゃんこま(太郎坊天狗)
ヤサブロマサ(郁丸)

 

太郎坊さんが扮するは、黒い体毛に覆われた妖獣しゃんこま。
ただどうやら
毛抜けの季節だったらしく頭部の毛は時間の経過と共にどんどん抜け落ち、この写真ではもはやカビの生えた虚無僧にしか見えない。しかしその容貌はチームの中でも一際異彩を放っていた。

郁丸さんのヤサブロマサは一見「雪女」と混同されがちだが、新潟に古くから伝わる独特の妖怪で、吹雪の夜に悪い子をさらっていく白い老婆だそうな。彼女が描いたヤサブロマサの絵葉書を貰ったが、素朴でとてもイイ感じ。

どちらもTACの知らない妖怪だった。

 

 

・・・え〜〜〜と。
すんません。m(__)m

オレの妖怪論なんぞどーでもいいですよね。ナニ語ってんだか。
でもそんなことを考えさせられる会議だったって事っすよ。ホント面白かったですよ。

 

 

(注)一部の人には「わかりきった事をクドクドと・・・」な内容ですし
妖怪マニアの方には不快な内容だったかもしれませんが
あくまでも無責任なTACの個人的意見ですし
妖怪を否定しているわけではない事を御理解ください。

 


会議が終わり、閉会となる。

これからパレードが始まる午後6時まで二時間弱の時間がある。あーりんずのメンバーはとりあえずオバケの美容室に戻り、軽いリハーサルを兼ねた打ち合わせをする予定である。
他の皆はさっさと帰路についたが、TACとフジコは会場に取り残されていた。百鬼夜号に乗りたくても乗れないのだ。今だ写真撮影してる人が多過ぎて。

 

結局、だいぶ遅れて帰着する事になった。

 

 

 

 

 

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