ワイナリーに行くなりー(←最悪)
広島三次ワイナリーは、その名の通り地元で収穫された良質のブドウ
をもとに各種ワインを製造・販売している所である。
ショーウィンドウ越しにワインの製造過程を見学できたり、土産などが販売されている物産館では何種類ものワインを試飲できる。
普段ワインのようなオサレな飲み物にはとんと縁が無いTACだがタダのものはとても大好きだ。片っ端から飲みまくる。未成年につきソフトドリンクしか飲めない可愛そうなトビズくんのコトなどお構いナシに飲みまくる。
味の差?わかるかい、そんなもん。
←この暑い最中に頑張っていたワイナリーのマスコットキャラ「ワイ子ちゃん(もちろん勝手な仮名)」
ブドウを模したと思われるキュートな頭が、ウルフマンに張り手でボコられたルービックキューブマンを彷彿させる。(古過ぎるっつの)
思い出のアイスクリーム自動販売機。→
mayちゃんが買おうとしてお金を入れても無反応。よく見ると電源が落ちてるのかボタンのランプはすべて消灯している。
そしてなぜか唯一点灯していた内部温度計の表示が16℃。
TAC
「・・・・・・ねえ、この温度ってさ・・・・・、アイスクリームがアイスクリームであり続けるために果たして大丈夫なものなのかな?」(大丈夫なワケありません)
・・・とりあえずスタッフの人に事情を伝えてオカネだけは回収。
スタッフも気付いてなかったという事は、心配していたとおり中のアイスは全滅だったと思われる。
いつものコトだが、本当にいらんプチネタに事欠かないメンバーだ。
静かな古墳の森の影から
ワイナリーの後は、近くのケーキ屋さんに寄って軽くお茶をした後、蕎麦屋さんで昼食。
ええ、仰るとおりです。順序が激しく逆です。
このまま文化会館の講談に行こうにも時間的に中途半端だったため断念し、パレードが始る18時までは観光を続けることにした。
次に向かったのは「みよし風土記の丘」。
実はTAC、初めて訪れたこの場所を既に知っていた。
数日前「百鬼夜行パレードってどれくらいの距離なんだろう?」と気になったTACは、Web地図で出発点の「三次文化会館」と到着点の「三次歴史民俗資料館」を施設名で
ルート検索したら、総距離9.5kmと出てビックリしたのである。
「うわ〜・・・10キロのパレードかよ。広島の人ってタフやな〜〜〜」と感心したものだ。
実は「歴史民俗資料館」は三次に2つあり、「もののけ村」の方は市立。こちらが県立だったのである。大変紛らわしい。
ひろ〜い敷地内に竪穴式住居や教えてくれなきゃ誰もそれとは気付かない小さな古墳がたくさんあってなかなか興味深い場所だったが、クソ暑い夏に来るところじゃねぇな、と思った。
遊歩道をぐるり一周し、最後は埴輪と戯れたりしながら三次の豊かな自然と夏を満喫した。お腹いっぱいだ。
・・・そろそろ時間である。
パレードの前に着替えなどの準備もあるし、文化会館まで戻ることにした。
さあ、いよいよ本番だ。
狂子と貞子と鬼太郎
三次文化会館の駐車場についた時には、まだアフレコショーの最中だった。
会場の中からかすかに笑い声や声援が漏れ聞こえてくる。さぞそっち系のファンの皆さんが熱いパワー全開に盛り上がっていることだろう。
正面入り口の前には百鬼夜号が展示されていた。
しばらくそこらでたむろしていたら、サムライ姿の吉川さんがやってきた。
「もうすぐ百鬼夜行始りますから受付して着替えてくださ〜い」
はいは〜い、受付ね。・・・・・・・・・ところで吉川さん・・・・そのカッコ・・・・・もしかして?
「はい、ボク平太郎の役なんですよ」
・・・・・・平太郎って16歳の設定だったようないやいやいやいやなんでもないっす。
扮装参加予定のTACとSYOさんとDACK2姐さんで受付を済ませ、2階の更衣室で着替えをする。
殖装完了。
キョンキョン&ゲゲゲのSYO太郎
はいはいはいはいトビズくんとmayちゃん・・・君ら笑い過ぎ。
嬉しそうに写真撮るな。モノ悲しさとも哀れみともとれる目で見つめるな。たしかに二人とも40代に片足突っ込んだリッパなオヤジだけども!おとーしゃんやおかーしゃんにはとても見せられない姿だけども!
我ら妖怪を愛でる者としての誇りと三次もののけ祭りを盛り上げんとする地元の皆さんの為にあえて恥を忍んでっておいコラいつまで笑っとるか貴様らぁ!
・・・ある意味ドツかれるよりこたえる。
SYOさんは体躯がオリジナルの鬼太郎とはおよそかけ離れてるだけに見た目のインパクトは強烈だ。存在自体がすでに完成されたネタである。オイシイ。
八日市妖怪祭りにおける注目度では狂子も決して他に遜色なかったハズだが、彼の隣では霞む霞む。
ギャラリーの絶好の被写体となるであろう。
姐さんの着替えも終わったようだ。
彼女は基本的に男モノの浴衣を着て普段纏めてる長い黒髪を下ろし、口紅を塗っただけのシンプル仕様なのだが・・・・・
マジで普通に怖い。
さすがのTACさんも、うっすらとチビった。
(特別グラビア)カノジョにも「憎い」と嫉妬されるTACさんの細い美脚→
他の皆さんの扮装をまだ見ていないが、すでに異様にクオリティの高い3人組。
近くを通ったスタッフの人はその場でフリーズ。アフレコショーから出てきた一般の人も遠巻きに「ざわ・・・ざわ・・・・」状態である。
ガキに襲われる狂子さん
いたたた・・・・☆
おんどれらシバくぞゴルァ!! 「きゃーー☆」
(すんすん)・・・いいの。どうせワタシなんて一生誰からも愛されないんだわ。ヨヨヨ・・・
呼んだ?・・・呼んでない?あ、そう。
SYO太郎
「気にするな。妖怪は顔じゃないよ」
狂子
「アナタに言われると、これがまた一段と傷つくのよね」
・・・知りたきゃもう一度書くが、ええ二人ともイイ歳ぶっこいたリッパなオヤジです。文句あるかっ。
百鬼夜号で百鬼夜行
朝霧の巫女アフレコショーが終了し、ぞろぞろと人が外に出てくる。会場前の百鬼夜号周辺は、あっという間に人だかりとなった。
このままここから百鬼夜行パレードがスタートする。ヨウカイな格好をした方々が何人か集まっている。
綺麗な巫女さんたち(↓)がいた。綺麗じゃない巫女さん(♂)もいた。百鬼夜号で轢きたくなった。
我らも外に出る。
TAC狂子が現れると、その場にいた全員が一斉に半歩下がる。ああ、懐かしいなこの感じ・・・(八日市妖怪祭り参照)
特に幼いお子さまたちはアカラサマな拒絶反応を示し全員がマジ泣き。
一人のノリのいいお母さんが泣き喚く子供の手を無理矢理つかんでTACに近寄り、軽い幼児虐待を楽しんでいた。
トラウマ級の抵抗
・・・・・ただ立ってるだけで泣かれるこっちはこっちで、結構やるせない気分。
百鬼夜号を先頭にパレード参加者がズラリと並ぶ。
全員が手持ちのデンデン太鼓みたいなのを渡され、簡単に拍子を教えられる。
吉川平太郎さんが先頭に立つ。
ドライバー狂子も百鬼夜号にパイルダー・オン。
準備完了だ。
百鬼夜行スタート。
今年は第一回ということもあり、仮装参加の人数はちょっと少なめ。しかしギャラリーの反応を見る限りかなり手応えはあったと思う。「来年はワタシも参加してみようかしら」と思った人もいるだろう。
今後の盛況ぶりを期待したい。
考えてみれば「百鬼夜号」+「狂子」という組み合わせは今回が初めて。
図的にオイシイせいか今までより遥かに多くの写真に撮られまくった気がする。こっちも顔が隠れているおかげで百鬼夜号の運転がいつもほど恥ずかしくないので(
まだ慣れてなかったのかよ)ギャラリーの注目に対して割と積極的にリアクションできた。気分が良かった。
ちょっと難があったとしたら、やはり狂子の格好は運転にメタクソ向いてないということ。
最初のカーブでいきなり袖のビロビロをハンドルに巻き込んでしまい、パニックかましてたのはココだけの秘密だ。
あと、ゼイタク言うならパレードのコースは車両通行止めにしておいてもらいたかった。
夕刻だけに一般車の通りが多い。百鬼夜号はパレードを先導しながら路肩を徐行運転なので、狭い商店街を通る時は後ろから追い抜いていく車にとってかなり迷惑
な存在だったと思う。
信号に引っ掛かるたび行列の進行がストップし、後ろが人と車で渋滞してしまうのにも閉口した。
もののけ村に到着
最後は皆で記念撮影。
皆様、暑い中お疲れ様でした!
ここで、仕事が終わってから駆けつけたくまはっつぁんとも無事合流。
狂子の背中の縫い目がほつれたところから例の赤パンツ(はっつぁんからのプレゼント)が見えていたらしく、
中身がTACである確信のもと安心してタックルかましてきやがった。
殺す気か。
ともかくこれで役割は果たした。
ひとまず解散。着替えの為に文化会館まで戻る。
最後まで正体不明だったヒト(→)
このメデューサとジオングとケンタウロスを足しっぱなしにした
マッチョな妖怪は一体なんだったんだろう?
このあと鳳源寺にて講談の第二部、夜には平太郎体験登山として比熊山に登るという企画があるそうだが謹んで辞退し、福山の皆と夕食を摂りに行く事にした。
←帰りにTACをナンパしてきたオバちゃんと2ショット☆
他の御子様たちの絵に紛れて
ちゃっかり展示されていたTACの絵。→
その夜は駅近くのファミレスで夕食。
最終の電車時間ギリギリまでのほほんと一緒にメシを喰らう剛の者、トビズくん。
来たときと同じようにやはり飄々と去っていった。来てくれてありがとう。嬉しかったよ。
また遊ぼうな!
その後、とある焼き鳥屋さんで軽く一杯。
今日は暑い中頑張っただけに、よく冷えたビールが沁みた。
くまちゃんはTACと同じ宿を取っていた。明日は一緒に映画「妖怪大戦争」を観に行く予定だ。
SYOさん、mayちゃん、姐さんは今夜福山に帰宅するが、姐さんは明日もう一度こちらに来てくれるらしい。
・・・明日、午前に映画を観た後は予定がガラ空きなので(
帰りの夜行バスは23:45発)遊んでくれる人がいる事は本当にありがたい。
鶴鳴館に戻ってからは、くまちゃんとちょっと駄弁ってすぐ寝た。