さあ、この後は飲み会です。
予定を大幅に遅れ、もう11時近いつーのに皆まだ夕食にありつけてないんです。腹減りまくりです。(はいボクのせいです)
場所はホテルに近いっつーことで米子市内の居酒屋です。さっさと会場の後片付けをして移動しましょう。
はい、備品その他を仕舞ってー、
机の上を拭いてー、
メイド服脱いでー・・・ってダメ?あ、そう。
ところで誰か、あそこでさっきから暴走にふけってる某黒メイドをなんとかしてください。
カノジョがちょっと酒癖悪いのは以前からなんとなく感じていたんですが、あそこまでフルスロットル・モードな姿を見るのは久しぶりです。
誰彼かまわず抱きついてます。
はっちーやにょこさんが耳に息吹きかけられて「ほふぅ」となってます。
でも一向にボクの番がまわってきません。
あああトビズくんやShunさんにまで・・・お願い誰か止めて。(泣)
彼氏のオマエが止めろ?
いや無理でしょう・・・・・だって、こんな格好したヤツが何を言ったところで説得力ないでしょう?
文庫を閉めて、皆でぞろぞろと駐車場に向かう。
GWだってのに今夜はちょっと冷えるねー・・・って俺ミニスカ穿いてるんだから当たり前か。
何台かの車に分乗して米子へ出発することになる。
TACとカノジョはブッキィの新車の後部座席に乗せてもらうことにした。
移動開始すると、カノジョは途端に大人しくなった。酔いが回ってきたらしい。
TACに寄りかかり、ふぅふぅと息を弾ませている。かなり眠たそうだ。
考えてみれば、カノジョはこの境港行のために昨夜はほとんど徹夜で仕事を片付けてきたのだ。加えて長距離移動・・・疲労で酒もまわるはずである。
「大丈夫・・・?」
「うん・・・・・」
なんとも微笑ましいカップルの姿ではないか。双方がメイド服さえ着ていなければ。
「・・・・・TACさん・・・・・ごめんね・・・・・・
飲み過ぎちゃって・・・・・・・・ホントに・・・・ゴメン・・・・ね・・・・・・・
・・・・・・・・・・ごめ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぅおぇっヴ。」
「ぅおぇっヴ」て!
今ちょっとなんか込み上げてきたよおねいさん!!
ちょっ・・・・、それだけはカンベンして!!ここでリバースするのだけはカンベンして!!
ブッキィの新車が可哀相だし!!なにより俺が可哀相だし!!
ゲロにまみれたメイド服ってソレなんてプレイだよ!!
つかこれ以上の罰ゲームが他にあるか!?
なんとか宿泊ホテルに到着。
しかしカノジョはもう限界っぽい。飲み会参加は無理だろう。
とりあえずチェックインし、カノジョはそのまま部屋で寝させていくことにした。
荷物を入道さんに運んでもらい、カノジョを支えてゆっくりとホテルに入る。
はい、想像してみてくださいね。
酔い潰れた彼女を心配そうに支えながら、
一歩一歩慎重に階段登る健気なTAC。
でもメイド服。
「トイレに行きたい」と告げたカノジョをLUNAちゃん・にょこさんに託し、
女子トイレの前の廊下で深刻な表情で待つTAC。
でもメイド服。
(と、懸命に笑い堪えてるLUNAちゃん)
先にチェックインと荷物搬入を済ますため、
ホテルのカウンターで宿泊者記帳票にサインをするTAC。
でもメイド服。
(と、隣で肩を震わせながら記帳するトビズ)
・・・一生分の恥はかきましたとも、ええ。
「すんません、こんな格好で。ただの罰ゲームなんですよ」
と、弁明するTACに「・・・・・・・はい」と普通に応対してくれたクラークのお姉さん。
貴女のあの凍りついた笑顔は忘れないよ。
(背後でやはり必死に笑いを堪えてたチャイナ姿のにょこさん。君もね。)
部屋に荷物とカノジョを運び込んだ後は普通の服に着替え(もう十分罰は受けたと思うの)、米子の居酒屋で皆と飲み明かした。
本当に楽しかった。
・・・もちろんここで格好の肴となったのはTACのメイド服に関する話題だったが。
マスター、入道さん、Shunさん、松さん、にょこさん、ブッキィ、LUNAちゃん、はっちー、トビズくん、そして北さん。
みんなありがとう。そして、お疲れ様。
君たちの仕打ちは忘れないよ☆
↑
!!
き・・・・っ!!
き
さ
ま
ら
と
い
う
ヤ
ツ
は
あ
ぁ
あ
ぁ
あ
ぁ
ぁ
っ
!!
(血涙と鼻血と血便を垂れ流しながら心肺停止)
(追記)
↑の隠しFlashは、ドット絵職人サルヲっちと、諸処の事情でFTPパスワードを知るマスターの手によって製作され、TACの知らぬ間にアップされたものである。
こんなものが作られていたとは全く知らなかった。みんなアリガトウ。君たちの愛は確かに受け取ったよ。
おおおおおおおおぼえてやがれ。
(言うまでもなく「新しい罰ゲームの募集」もしておりませんので念のため)
最後に
今更どうでもいいことかもしれませんが。
結局GWは境港に6日まで滞在しました。(他の皆はそれぞれ予定通りに帰還)
その間ずっと百鬼夜号は文庫の駐車場にて展示され、多くの方々に観て頂けました。
お越しくださった皆様、ありがとうございました。
相変わらず境港の皆さんには御世話になりまくりで、文庫や鬼太郎茶屋では美味しいものをたくさん御馳走になったのにTAC殆どカネ払ってません。(受け取ってくれなかった)
本当にいつも歓待してくださって恐縮です。
ブッキィも車出してくれてありがとう。連れて行ってくれた鬼の博物館や天狗の公園、楽しかった。
鬼太郎茶屋のオバちゃんたちも相変わらず元気そうで良かった。
その場のノリで色紙に絵を描いたら、なんと水木センセや京極センセのサインと同じように壁に飾られてしまい、恐れ多くてビビってます。茶屋を訪れた方は良かったら見てやって下さいね。(我に返ったオバちゃんたちが撤去してたら御勘弁)
「ゲゲゲ」のノノさんにもお土産をいくつかサービスしてもらいました。感謝。百鬼夜号に飾らせて頂きます。
そして、一つ大切な報告を。
奇しくもこのGW中の4日(バトルの翌日)。
京都のかなよさんに待望の第一子がめでたく誕生いたしました。男の子です。
本当におめでとうございます!
熱烈な水木信者の彼女ですから御子の命名はもしや「しげる」か「きたろう」なのではと思いましたが、周囲の冷静な判断により却下されたそうで(つか、本気でそうするつもりだったのか)、代わりに付いた名前が
「光樹(みつき)」
・・・・・さすが、というか・・・恐るべしかなよさん。
一文字どころか濁点違いで「ミズキ」に近付けました。その執念に脱帽。
ともかく、光樹くんの健やかな成長と妖怪漬けな未来を心より祈念します。本当におめでとう。
・・・それにしても、
「俺がついてるからな!
頑張るんだぞ、かなよ!」
「うん・・・私、頑張る。
この子もきっと頑張ってくれる。
だから、ちゃんと手を握ってて・・・」
(想像)
・・・なーんて感動的な生命誕生のドラマが展開されていた一方で、
男TAC、今年36。
イイ歳こいてメイド服なんか着てる場合じゃありませんよねまったく。