2005年 5月
松さん・・・とうとう明日だね。
ついにこの時が来たね。
明日、君は晴れてえがどんさんと
新しい人生をスタートさせるんだ。
この裏切り者
結婚・・・本当におめでとう☆
君から招待状が届いた時は
正直驚いたよ。
いいのかい、俺で。
君たちの新しい門出に、俺なんかが
立ち会ってもいいのかい・・・?
2回しか会ったことないのに
光栄だよ。
喜んで出席させてもらうよ。
松さん、俺さ。
まさか招待されるなんて思ってなかったからさ。
先日、君から依頼を受けて描いたこの妖怪掛軸を
祝儀代わりの結婚祝いとして
贈ったつもりだったんだよね・・・。
祝儀払い直しかよ
直接お祝いに行けるなんて
とても嬉しいよ☆
・・・というワケで(だからどーゆーワケだ)、富山の珍走遊撃部隊「Cruise」リーダー松下幸さんが結婚しやがるということで式&披露宴にお邪魔してきました よこの裏切りモン☆
松さんは御存知の通り下呂ツーリングに招待されたりUSJオフに参加してくれたり何かと縁もありますし(つーか、その2回しか会ってないんですが)、出会いのキッカケとなった百鬼夜号と共に御祝いに駆けつけることにしました。
宿は会場である「名鉄トヤマホテル」に準備してくれるそうなので、お言葉に甘えて前日入りを予定。土曜の仕事が終わってからの出発となります。
今回、当然Cruiseのメンバーも多数出席する。
一年半ぶりに会う彼らが一体どんなネタを仕込んでくるのか今からとても悪い予感楽しみであるが、ワタシも負けてはいられまい。
すでに結婚祝いの掛軸を贈与済みなのだが、当日に渡す為の新しいネタ系プレゼントも用意した。3日ほど前に急に思いついて慌てて描いた早ごしらえのモノだが、なかなかの自信作に仕上がった。
喜んでくれるかどうかは微妙だが、ウケるとは思う。ウケてどーする。
5月14日(土) 仏滅凶日
TAC
「つーことで、今日は早く仕事あがらせてくれ。時間に余裕が出来れば下道で行けるから高速代が浮くんだ」
オヤジ
「当日に言うな。・・・それはエエけど、お前まさかあの”ヨーカイの車”に乗っていく気じゃあるまいな」←彼は百鬼夜号の名を全然覚えてくれようとしない
TAC
「みなまで言うな。富山くらいなら大丈夫だ。エンジンの調子だって悪かないぞ」
オヤジ
「違う。婚礼の儀にあんな縁起でもねぇ車に乗っていって大丈夫なのかと言っとるんじゃ」
TAC
「失礼な。あれは立派な厄落としの車だ。こないだは葬式にも乗っていった」
オヤジ
「俺が喪主だったらカクジツに殴っとる」
TAC
「それにむしろ彼は喜んでくれるはずだ。そういう人なんだ」
オヤジ
「その人はよくても、ヨメさんの方がどうかわからん」
TAC
「彼女ならさらに大丈夫だ。そういう人なんだ」
なんとか午前中に仕事を一段落させ、百鬼夜号にガソリン入れたりいろいろ荷物まとめたりして(だから当日にやるなっつの)午後3時をまわった頃に家を出ることが出来た。富山までは200km以上あるが、これなら十分な時間の余裕があるだろう。
当初は東海北陸道をひたすら北上して行く予定だったが、急ぐ必要も無くなったし何より絶好のドライブ日和。国道156号線をノンビリ走って行くことにする。
初夏の爽やかな風を受けながら、百鬼夜号は北へ北へ。
県境に差し掛かる頃、松さんからメールが入る。
「これから8時過ぎまで組合の会合で電波の届かない所にいますorz・・・連絡はメールで入れといてください」
そーか、組合の会合かぁ・・・、松さんもホント忙しいねぇって、自身の結婚式前夜にナニやっとるか。
PM6:30、富山入り。
走ってる最中にフロントガラスへリアルタイム鳥糞爆撃のジャストミートを喰らい、イイ感じに鬱入ってた頃。
百鬼夜号は国道8号線を経由して41号線へ。
ここまでくればもう目的地はすぐである。余裕ぶっこいて夕食に回転寿司屋なんぞ寄ってみたりする。
すべては順調のはずだった。
・・・しかしココに来て発動してしまうのである。
TACさんの得意技。
「決断力と行動力に優れた方向音痴」特性が。
いや、あのね。
悪いのはボクだけじゃないんですよ。ルート検索に使った某Web地図がデタラメ教えるのがいけないんですよ。
だって想像してみてくださいよ。
素直に地図に従って指定されたルートを辿り、
「よし、この道に入ればあとは目的地までまっすぐのはずだ」と信じて進んでいた道で、
突如目の前に現れたT字路に突き当たった時の心境を。
しかもこういう「右か左か」の二者択一を迫られる時、
TACさんが迷うことなく自信満々に選んだ方の道は、
どういうわけか大抵バミューダ三角地帯か富士の樹海に繋がっている場合が多く、
絶対ワケわかんない場所へ迷い込むんです。
まさか富山市内に入ってから迷子になるたぁ思わなかったぜ☆
さんざ同じような場所を迷走した挙句、お茶を買いに寄ったコンビニで店員さんに道を聞く事にする。最初からそーしろ。
でもね、ここでもちょっと問題があったんDEATHよ。
数多く存在するホテルの中から一つを挙げてその場所を聞くより、近くにある大きくて判りやすい目印を聞いた方が良いだろうと余計な気をまわしたTACさん。
ホテルが「富山駅」のすぐ近くである事はなんとなく覚えていた。ただ持参していた地図のコピーでは上端で途切れてるために鉄道会社までは判らなかった。
地元民でもなければ鉄オタでもないTACさんが、
近くに「名鉄トヤマホテル」があるという事実から、
それを「名鉄(名古屋鉄道)」の富山駅であると勘違いしたからといって誰が責められようか??
TAC
「すいませーん。名鉄富山駅の場所を教えてくれませんか?」
店員
「富山に名鉄は走ってませんが」
TAC
_w_
/ ::::::::::\ う
. | .::::::::| わ
. / ,,-‐‐ ‐‐ .::\ぁあ
| 、_(o)_,: _(o)_, :::|ぁぁ
. | ::< .::|あぁ
\ /( [三] )ヽ ::/ああ
/`ー‐--‐‐―´\ぁあ
・・・「JR富山駅」でした☆
普通にホテルの名前を言ったらすぐ教えてくれましたよ。最初からそーしろ。
結局、PM8時半過ぎにホテル到着。
当初の予定3時間を大幅にオーバーして5時間弱もかかっちまったい。
(↑)ホテルの地下駐車場にて
隣はMAXXAMさんのポコンだかペコンだかパコンだか
(コペンです)
ホテルの部屋でバタンQ。さすがに疲れた。
明日に備えてさっさと寝るかな・・・と、マッタリしていたところに松さんから電話。
松
「今、どこにいます〜?」
TAC
「○○○号室」
松
「今からそっちに行きますわ〜」
どうやら彼が出席していた組合の会合は同じホテル内であったらしい。たった今それが終わったとこだという。
程なくして部屋のドアがノックされ、爽やかな笑顔で部屋に入ってきた彼は、
火を近付けたら引火しそうなほどのアルコール臭を全身から放散し、見事に出来上がっていた。
再会の挨拶よりも先に思わず浮かんだ言葉。
自身の結婚式前夜にホント何やっとるか。
松
「いや、マジ参った。これくらいのバケツでさ、ウィスキーの日本酒割り飲まされちゃって」
それ、両方アルコールだから。
全っっ然、「割れ」てねぇし。
TAC
「そんなんで明日大丈夫なのか」
松
「大丈夫ッす。今日、泊まりだし。・・・あ、俺の部屋行きましょ。広いッスから。ライちゃんももう来てるんですよ」
下呂オフで一緒だったCruiseのメンバー雷ネス君が東京から来ていた
彼と合流し、松さんが取ってるスィートルームへ移動。ムサい男3人でまったりコッテリ談笑していると、勢いよくドアが開かれ、さらにムサい男衆が部屋になだれ込んできた。松さんの専門学校時代の悪友、O八木さん、O原さん、M本さんの3人組である。
一足先に到着していた彼らもまた、松さんに負けないくらいすっかり出来上がっていた。部屋の空気にアルコールの味がし始める。携帯が「圏外」になる。
御三方
「おらっ!夜はこれからだろが。オネーちゃんのいる店、行くぞっ!」
松さんにこれ以上飲ます気か。
いや、それ以上にアンタらまだ飲む気か。
つか、結婚式を明日に控えてるのにこれからオネーちゃんの店行くか。
ありがとう大好き☆←最低
妙にアッパーなテンションに流されるまま、夕食をまだ摂ってない雷ネス君の食事を兼ねて夜の街に繰り出すことになる。
しかしまさかホントーにオネーちゃんのいる店で接待されるとは思わなかった。(もちろん3人組の皆さんの強い希望)
☆しばらくお待ちください☆ |
・・・(ぼそぼそ)・・・ねえ、松さん。実際のところドコまで書いてOKなんすか。いや、やっぱマズイっしょ。そりゃ確かに全然いかがわしくない店だったけど、だってほら、よりにもよって結婚式の前の日にオネーちゃん両脇にはべらせて飲んでたなんてさすがにエガさんに知れたらコトだよ。まあ楽しかったけどね。女の子可愛かったし。雷ちゃんの隣にいた子なんか割と好み。あとさ、松さんマジ焦ってたよね。さっきまで一緒に飲んでた組合の人たちが同じ店に来ててさ、「今、見つかったらカクジツに殺される」ってソファの影に隠れたりしてたでしょ。気分はソリッド・スネークだったよね。あ、あのロシアン・タコヤキは辛かったな〜10個中8個ワサビ入りってやつ。なぜか松さんを除く全員がヒットしてさ・・・ズルイよ松さん。やっぱリアクション大魔王としてはあそこで絶対ワサビに当たってくれなきゃ反則。俺なんか・・・・・・え?なに?・・・・・うそっ、マイク入ってる??マジで???
あ、失礼いたしました。いや、ホント美味しかったです、あのタコヤキ屋さん☆
そのあとはホテルに帰って、おとなしく寝ました。ホントよ。
さあ、明日はいよいよ本番です。