TAC
やはりこのお題は鬼門だった。


誰でも描けそうな気もしますけどね。

TAC
大雑把なイメージは皆共通したものを持ってるだろうけど、それ故に細かい部分まではノーマークであることが多いんだ。
トビズ君みたいな”専門家”の目から見れば、足の数やら触角及び尻尾の形状など突っ込める部分はいくらでもある。
それでも・・・
それでも俺は最後までブッキィの画力に期待したんだ。

まくりん
じゃあ、さっそく見てみましょ。
両者、潔くオープン!!

 

 

 

 

 
ブッキィのムカデ                はっちーのムカデ

 

TAC
これは絶対ブッキィだろう!!

まくりん
うーん。微妙ですねー。

TAC
なんでだよ。
はっちーのはゲジゲジやん。しかもコイツ、この期に及んでまだボケようとしてやがるんだぞ。
ブッキィのムカデは立体的でリアルだし・・・


でも頭部がクワガタになってますし。
正しいムカデには、二本の長い触角がまず外せないんじゃないでしょうか。

まくりん
チームの勝敗を決める大事な最終戦だからねー。
厳しく判定しないと。

TAC
その判定が・・・・完全に想定外の結果を出した。

 

 

 


判定
 

ブッキィ

-

くまはち

引き分け

 

 

第六の「運命の歯車」

ありえないドロー

まくりん
・・・え?あれれ?
なんで引き分けになるの??


おかしいですよね。
確かルールでは「奇数の参加者による多数決」で決めると。

TAC
そうなんだ!
判定の多数決は引き分けを避けるため常にTACと当該対戦者2名を除く他の参加者奇数によって行なってきた。そのために毎回ちゃんと絵のオープン前に判定者の数を確認していたんだ。
それを大将戦に限ってすっかり忘れてた。6人でやっちゃったんだ。

まくりん
じゃ・・・仕切り直し?

TAC
俺もすぐそうしようとしたさ。「引き分け」なんかルールに無いんだからな。
それを遮ったのは松さんが言った悪魔の提案だった。

 

 

 

 

 

ハンマーブロス松下

「まーまー、いいじゃん。もう時間も無いことだしさ。
両チーム2勝2敗1分ということにして、ちょうどそこに
ロシアンルーレットあるし・・・コイツで決めちゃおうよ

 

 

 

・・・なぜか他の皆もその提案に同意。
勝負は忘れられてた風船ロシアンルーレットによるサドンデスへと突入。両チームの大将から逆順に一人づつ、銃口を自らのこめかみに押し当ててトリガーを引く事になった。
風船を破裂させた者のチームがアウト。問答無用で罰ゲームに転落だ。

でも、これってさ・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


確かに今までのバトルは何だったんだという感じですね。
クイズ番組で30点リードしてたのに、司会に「最後の問題は特別に200点でーす」とか言われちゃった時の心境ですか。

まくりん
結局最後の決着は運否天賦か〜。
TACさんの日頃の行いが試される時だね☆

TAC
・・・そういうコト言うのやめれ。(泣)


それではライブカメラの前で全世界に見守られながら・・・一人づついきましょうか。
サドンデス開始!!

 

 

 



 

 

 

 

 

例えばそれは―――
期末テスト開始5分足らずで猛烈な下痢に襲われた高校三年のあの時。

 

 

記憶に新しいところでは、名古屋市内の渋滞真っ只中で百鬼夜号が冷却水漏れを起こしてオーバーヒート寸前になった時。
あるいは2年前の下呂オフにて毒汁のグラスを前にしたあの時など。

 

 

 

・・・TACは幼少の頃より、絶体絶命のピンチに陥ると決まって脳内に流れるテーマ曲があった。
「TACちゃんヤバいよサンバ」
「TACぴょん死ぬかもルンバ」
という情けないタイトルまでついている。

 

 

 

 

 

・・・そして今。

 

TACの脳内では、この2曲が大音響のデスメタルRemixでステレオ再生されていた。

 

嫌な予感は当たる。

TACの嫌な予感はホントよく当たるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

サドンデス、一人目のトライははっちーである。

「いきまーす」
風船銃をこめかみに押し当て、撃鉄を起こす。

 

      ∩
( T∀T)彡
    爆・ぜ・ろ、 爆・ぜ・ろ、 爆・ぜ・ろ ったら 爆・ぜ・ろ
  
⊂彡                       ↑心の声 
 

 

”カチンッ”

不発・・・・・セーフである。ちっ。

 

次はブッキィ。
TACさん、失禁しそうになりながら全世界の神々に祈る。
ブッキィ、まるでヒトゴトのよーに躊躇なくトリガーを引く。

 

”カチンッ”

 

 

し・・・・・

心臓に悪ぅ〜〜〜〜〜っっ!!!!

 

 

 

三番手は、にょこさん。
あからさまにビクつきながらトリガーに指をかける。

 

      ∩
( ;□;)彡
    爆・ぜ・ろ、 爆・ぜ・ろ、 爆・ぜ・ろ ったら 爆・ぜ・ろ
  
⊂彡                       ↑心の悲鳴
 

 

”カチンッ”

またしても不発。
うわぁーーーーーっっ!この緊張感たまらん!!
これで確率は1/3だよ。そろそろ来そうだよ!!

 

 

 

続くは、もうすっかりアッパーなテンションの北の悪魔嬢。
ニコニコしながら銃を構える。

 

 

♪ヤバいよヤバイよヤバいよヤバイよヤバイよヤバイよヤバいよサンバ♪
♪死ぬかも死ぬかも死ぬかも死ぬかも死ぬかも死ぬかも死ぬかもルンバ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


・・・おろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第七の「運命の歯車」

よりによって
自分のカノジョ
トドメを刺される。

 

 

 

 

 

 

 

 

北さんの
ばかーーーっっ!!


うわあああぁぁぁああぁぁあん

 

 

 

 

 

 

優勝

水木しげる文庫防衛軍

防衛成功!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

敗退

TAC消費者組合連合会

罰ゲーム決定!!

 

 

 

 

 

 

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